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他人は変えることはできないのだから自分が変わるしかない|会社も同じです

甘川もこ・バツ・デメリット・反対 仕事について
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ひろきち

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以前の記事で、会社を辞めたくなる主な原因が人間関係であることについて言及しています。

仕事を辞めたいと考える根本的な原因はほぼ全てが人間関係にある
仕事がつまらないと感じたり仕事が辛いと感じたりした時に、「なぜそう感じるのか」という問いを5回ほど行うと、十中八九人間関係に根本的な原因があるという結論に達します。仕事はどんなことをするかも大切ですが、同じくらい誰とするかも大切なのです。

突き詰めていくと、会社を辞めたいと思う時や、仕事がつまらないと感じる時、それがなぜかと自問自答を何度も繰り返すと、結局のところ人間関係に行き着くケースばかりです。

ブラック企業から転職するような場合は、人間関係より労使関係を重視した結果になるかもしれません。ただ、健全な会社での仕事が嫌になってしまう時は、必ず人間関係が付きまといます。

人間関係でこれほどまでにストレスを感じるのは、他人はあくまでもその人の価値観や考えで動くため、自分の思い通りにはならないからでしょう。

他人を変えるのは不可能です。ですが、自分を変えることならできます。

他人の考えや価値観を変えることは絶対にできません。影響を与えることはできるかもしれませんが、自分が思ったような結果にはならないかもしれません。これは会社との関係でも同じことです。

仮にオーナー兼社長であっても、完全に自分の思い通りに変えることができない場合もあります。

仕事が上手くいかなかったりつまらないと感じる時は、高確率であなたと会社の相性が悪くなっています。こういった場合は会社を変えようとするよりも、より相性のよさそうな会社に転職した方が手っ取り早いのです。

他人を変えるのは無理だが自分を変えることはできる。今回はこのテーマで記事を作りました。

この記事をご覧の方には「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」も参考になります。

仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない
社会人の方なら一度は聞いたことがある台詞の1つに「仕事でやっているのだから我慢しろ」などという意味不明なお叱り、提言があります。 かくいう私もよく同僚から言われるのですが、たかが金もうけの手段にすぎない仕事に対してなぜこちらが我慢をしなければいけないのか意味が分かりません。
現状に不満がある方は、手っ取り早く転職するのも一つの方法です。
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他人を変えることはできるのか?

私が前職の仕事に違和感を覚えるようになったのは、ベンチャー企業のスタートアップから数年経ちった頃です。

この頃には、会社の経営基盤が比較的安定するようになって、まだまだ場当たり的ながらも計画的に売上と経費を見ながら組織運営ができるようになってきた頃です。

ベンチャー企業で働くことのメリットやデメリットについて
私はベンチャー企業のスタートアップにアサインされた経験があるため、会社がどのような仕組みでできているのか、会社はどのように運営すればいいのか、起業はどうやったらできるのかなどを、学問としてではなく現場で必死で働きながら覚えることができました。

ほぼ休みなく働いてきたので、当然ながら利益の向上は達成できていたのですが、それよりも休みなどの福利厚生のために社員を雇わなければならないというところまできていました。

ちょうど会社の創業期からステージが1つ上がった形です。

ベンチャー企業にありがちな「人材がいない」問題

基本的にベンチャー企業のような零細企業では、新卒社員を教育するような時間もリソースがありません。

そのため、中途採用者を採用することになるのですが、これがなかなかいい人材が見つからなくて苦労しました。

なんやかんやあって、なんとか社員を採用し教育を始めるのですが、数名採用した中に私と非常に相性の悪い社員がいました。

彼に思うところは色々あるのですが、最も私と相性がよくないのが、決断をしないこと、つまり何かと保留にすることでした。

間違った決断でもしないよりはまし

基本的にビジネスは決断の連続です。合っているかどうかよりも、決断することが重要なのです。

そうでなければ仕事は進まず、パートさんやアルバイトさんに仕事の方針を伝えることができません。

大まかでも目的がはっきりしているのとしていないのでは、得られる成果が全く変わってきます。

当然社内でもこの社員をどう教育するかが問題となるのですが、なまじ大企業で経験を積んでいたことや、我々が年下であることなどもあって、中々素直に指示を聞いてくれません。

企業が「素直さ」を見るのも理由がある

ほぼ同時期に入社した他の社員は、最初の能力こそ問題となっている社員より低かったのも事実です。

しかし、基本的に素直で行動力があったので、どんどん力をつけていき、マネージメントを任せられるようにまでなっていました。

よく企業が人材に求めることで「素直さ」を挙げています。

この「素直さ」がここまで仕事に影響することを身を持って知れたことは私にとってもいい経験だったのかもしれません。

関連記事「仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴

仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴

R-25の記事「マネージの意味が“管理”? ハズレです」に以下の言及がありました。

「トレードオフに直面したときにどちらかを断言できないマネージャーは二流」

これはキャリアアップを目指す全ての人に重要な提言であると同時に、一般社員として働く方にも知ってもらいたいことです。

というのも、トレードオフを明言できない=「決断力」のない社員は、管理職でなくても仕事の邪魔にしかならないからです。

今回は仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴についてお伝えします。

他人の時間を生きるのは辛い、とにかく退屈

決断ができず保留にすることが多いと、様々な仕事が後回しになってしまい、細かい作業も進められなくなってきて困ってしまうということもあります。

当然パートさんやアルバイトさんからも申告があり、会社もどう対応するか手を焼いていました。

自由にやらせても結果が出ないのに指示を聞こうとしない

自由にやらせていると仕事が滞るし、その滞っている部分を指摘しても行動しない。

仕事が滞っているので結果にも影響が出始めるが、対策の方向性が間違っている。

その方向性の修正をしようとしても言われたとおりに動かない。正直なところ八方ふさがりでした。

零細企業の辛いところは、なまじある程度の期間雇用してしまったため、クビにすることもできず(訴訟になったら負けてしまう)、問題の社員を教育するしか選択肢がなかったことです。

他人に行動させることや意識の変革を迫るのはつまらない作業である

当時私が複数のチームを率いる責任者だったので、この問題に正面から取り組まざるを得なくなりました。

ここで辛かったのは、仕事をするのはあくまでも問題の社員であって私ではないことです。

むしろ、私がやればすぐ終わるし、私の思い通りにいくし、結果もある程度予測できるし、スピード感もあって不満もないので、私が自分でやりたいぐらいでした。

ですが、これが教育の辛いところで、問題の社員にことあるごとに指摘してやってもらわないといけませんでした。

とにかく他人を動かす、他人を変えるというのは苦痛で仕方がなかったのを覚えています。

30歳以上になると適応力が格段に低くなる

ちなみに、何人かの従業員の適応力を実際に見た結果、適応力が高いのは20代がせいぜいで、30代になるとがくっと落ちることが分かりました。

さらに、30代でも前半と後半では明らかに適応力に差が出ています。転職が30代前半では売り手市場になることもうなずけます。

30歳までに1度は転職しておくことをおすすめする理由
今回は、自分のキャリアプランを考える上でも、30歳までに1度は転職しておくことをおすすめする理由についてお伝えします。

他人を変えるのではなく自分が変わるしかない

非常に苦痛な教育期間を過ごしていた私が、ある日ふと思いついたことがありました。

そうだ!こいつ見捨てればいいじゃん!

年単位での苦行のような教育に嫌気がさし、私が出した結論は問題の社員は放っておいて、他のチームの成果が上がるようにすればいいというものでした。

私は複数のチームの責任者で、私の仕事はチームとして成果を上げることです。

幸い他のチームの責任者は地力こそ問題の社員よりやや低かったのですが、私に言わせればそんなの大した問題ではありません。

問題の社員を見捨てた結果チームで結果を出すことに成功

この方針が功を奏し、問題の社員が全体の足を引っ張りまくる中、なんとかチーム全体としては予算を達成する成果を出すことができました。

この時に、他人を変えようとか他人を動かそうなんてのは、ただただ非効率で効果も低いことを思い知りました。

仕事には自分にはどうしてもコントロールできない部分があります。

というよりむしろ、そういったどうしようもない部分の方が多いです。

しかし、自分がイニシアチブを取れる部分では全く妥協することはありません。

問題の解決方法は1つだけではない

結果として、問題の社員を教育するという会社からの要望は無視して、私のポストで求められているチーム全体の成果に焦点を絞り、それを達成することはできました。

私の仕事はチームで成果を上げることなので、必ずしも問題の社員を教育することではありません。

もちろん、その方が結果が出しやすかったでしょうし、会社からもそういった要望が出ていたのですが、私が嫌になってしまったので違う方法を採用し、その方針でやっていくことを決めました。

他人を思い通りに動かすことはできませんが、自分の行動や考えを変えることはできます。

もし、自分が直面している問題の主体が他人であれば、その問題は自分にはどうすることもできません。まずは違うアプローチがないか探した方がいいでしょう。

関連記事「仕事を辞めたいと考える根本的な原因はほぼ全てが人間関係にある

仕事を辞めたいと考える根本的な原因はほぼ全てが人間関係にある
仕事がつまらないと感じたり仕事が辛いと感じたりした時に、「なぜそう感じるのか」という問いを5回ほど行うと、十中八九人間関係に根本的な原因があるという結論に達します。仕事はどんなことをするかも大切ですが、同じくらい誰とするかも大切なのです。

会社が対応しないなら転職してしまえばいい

当時の私の正直な気持ちは、たとえ部下とはいえ、自分より歳も上で社会人としても経験を積んだいい大人が、結果に対して誠実になれず、上司である私の指摘に素直に対応できないこと。

それに、私自身がそんな茶番に付き合わざるを得ないという事実が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

はっきり言って会社も会社です。指示を素直に聞かないのは結果が出ていれば構いません。

むしろ結果が出ていれば指示は出しません。

それなのに明らかに結果が出ておらず、その原因も明確であるにもかかわらず、碌な対応をしない会社にも嫌気がさしました。

そうだ!転職しよう!

問題の社員を見捨てる決断をした時点で、私は既に転職や独立を視野に行動することを決めていたため、最低限の結果はキープしながらも、仕事は最小限の労力でこなすようにシフトしました。

このような経験をした私からはっきり言わせてもらうと、どんなにいい会社だったとしても、自分が組織に合わないと感じるようになったら、さっさと転職した方がいいです。

会社に合わせられない社員に責任はありません。

優秀な社員の働き方に合わせられない会社が悪いのです。

ライフスタイルの変化に会社が対応できない場合もある

これは仕事内容だけでなく、ライフスタイルの変化でも同じです。

ほとんどの人が新卒の時は大抵の人は独身です。

しかし、就職してから結婚したり、子育てをしたり、引っ越しをしたり、両親の介護が必要になったりと、ライフステージが変わることだってあるでしょう。

そのような時にリモートワークやフレキシブルタイム、パートタイムとしての再雇用など、柔軟な働き方を提供できない会社が悪いのです。

結局いつまで待てばいいの?

そんなの「会社に申し出て解決する方法を模索すればいいじゃん」という意見もあるでしょう。

ですが、私はいつまで待てばいいんでしょうか?逆に聞きますが、いつになったらその制度ができますか?

時間の無駄なので希望の条件が揃っている会社にさっさと転職しましょう。

会社は他人と同じです。変えようとしたってなかなか変わりませんし、変わったところで変わるまでの数年間、あなたは我慢しなければならなくなります。

それならさっさと会社を移ってしまった方が自分の問題を手っとり早く解決でき、無駄な時間を費やすこともないので、私は転職をおすすめしています。

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私が会社員のメリットを十分に理解しながら、最終的には独立という選択肢を採ったのも、仕事と報酬について考えた結果、独立した方が得であると判断したからです。

「会社の大きさ≠収入の多さ」になった

昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。

なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。

ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。

会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。

より不確実な社会になった

一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。

もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。

どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。

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この記事をご覧の方には「35歳までに2回の転職をおすすめする理由」も参考になります。

35歳までに2回の転職をおすすめする理由
転職エージェントの話では30代前半までが転職市場では価値があると言われたので、大体33歳ぐらいが目途になると思います。ただ、35歳ぐらいまでならギリギリ転職も可能と考え、今回の表題にしています。
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