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取引先が一社しかないと相手から舐められる|複数の収入源を持つ重要性について

質問・疑問・なぜ 副業・独立
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ひろきち

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以前の記事でも触れていますが、転職するにも、独立開業するにも、不安定な収入源というのは今後の生活に不安をもたらします

貯金は半年分の生活費(約100万)は持っておいた方がいい
今回は社会人の方が持っておくべき貯金の金額について説明します。基本的には半年分の生活費として大体100万円ぐらいが最低金額になります。

様々なケースを考えた結果として会社員を選択するのは何も問題がないのですが、何となく会社員の方が安心だと考えている方は、もう一度自分の立場について考えてみた方がいいと思います。

このページをご覧の方には「【就活生向け】大企業と中小企業で働くメリットとデメリットについて」も参考になります。

【就活生向け】大企業と中小企業で働くメリットとデメリットについて
親兄弟という身近な存在は大企業に勤めていて、私自身は中小企業、ベンチャー企業、起業と企業規模が段々小さくなるというキャリアを経ています。 なので、大企業しか知らない人よりも、中小企業しかしらない人よりも大企業と中小企業のメリットとデメリットについてお伝えできると思います。
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会社員はなぜこうも立場が弱いのか?

つい先日株式会社「自分」の経営を考えたほうがいいと思うというエントリーを拝見しました。

特に超零細企業の社長はツラいという部分が非常に分かりやすくまとまっていると思います。

会社員は超零細企業の社長と同じ

会社が長時間労働やサービス残業を押し付けてきたり、明らかに無理なスケジュールで仕事を振ってきたりする根本的な原因は、自分を会社、勤め先を取引先として見た時に、自分という会社は取引先からは自社に売上の100%を依存している超零細企業にしか見られていないということです。

収入源は財布と一緒

収入源を財布と考えるのもいいかもしれません。

会社の給与という財布を必死で守っているのが会社員であって、その財布にどの程度お金を入れるかは、あくまでも会社側に委ねられているということです。

儲かっている時や調子がいい時はそれなりにいい対応をするでしょうが、儲かっていないときや調子が悪い時には無理を通してきます。

というより、無理をする以外に方法がないのです。

関連記事「ブラック企業を支えているのは利用者ではなく従業員である

ブラック企業を支えているのは利用者ではなく従業員である
みなさんお気づきの通り、ブラック企業を支えているのは利用者ではなく、そこで働く従業員なのです。彼らは被害者である一方で加害者でもあります。 こんな現象が起こってしまうのも、労働市場の固定化が原因となっています。

取引先が一社しかない零細企業が舐められるのは当然

先ほどの「自分を会社として考える」というのは自身の状況を非常に分かりやすく表してくれると思います。

経営者のほぼ全員が売上の80%以上を一社の取引先に依存していることを健全な経営状態とは判断しないでしょう。むしろ会社員だってそれが健全な状態でないことは分かるはずです。

取引先が一社しかない状況は改善対象では?

ですが、自分のことになると途端に視野が曇ってしまいます。

「自分を会社として考えた」場合、会社からの給与に100%依存している自分の状態は健全と言えるでしょうか?

絶対に健全な状態とは言えないはずです。

企業は従業員に強く出やすいものである

給与という形で生活の根幹を握っている会社は従業員に対して強く出ることが容易にできます。

最近労使関係で大スキャンダルのあった、電通のような大企業ですら、従業員を奴隷のように扱っていることからも、企業が従業員に強く出やすいものであることは容易に想像できるでしょう。

うちの仕事なしにやっていけるの?

単純に「おたくうちからの仕事なくなってもやっていけるの?」と言われているだけなのです。

こういった無理な要求に付き合っていくことほどばかばかしいことはありません。だったら別の取引先を探せばいいだけのことです。

優良企業もコストパフォーマンス上の最適解を出しただけ

優良企業の労働環境が優れているのは、単に劣悪な労働環境にしたら従業員が一人もいなくなって会社が立ち行かなくなるからという理由なだけです。

特に雇用の流動性が低い日本では過労死が起こっていますが、雇用の流動性が比較的高い海外では過労死なんて問題はあり得ません。その前に転職または退職します。

気軽に転職できる社会になることが結果として全体の給与を適正化する
名だたる大企業の不正、電通の若手社員が自殺したり、東芝や日産、神戸製鋼など、これらの不祥事が発生する原因は分かっています。単純に日本の雇用が固定的で流動性が低いことが、多くの問題の本質なのです。もっと言えば、終身雇用と解雇規制が原因です。

会社からの収入”だけ”に頼るのは危険

つまり、会社からの収入だけに頼っていると、生殺与奪の権利を他社に預けてしまうことになるのです。

自分の人生のリスク管理にとって、これほど脅威となり得る点は他にないでしょう。

転職に対する恐怖感をなくす

雇用の流動性が低いとはいっても、最近では比較的転職に対してのネガティブなイメージはなくなってきています。

看護師などの技術労働者にとっては、引っ越ししたら職場が遠くなるからという理由で転職する人がいるぐらい、転職が一般的になっている職業もあるくらいです。

それに、自分が思っているより会社は数多くありますし、仕事だって数多くのものがあるので、今の会社でしかできないことなんてほとんどありません。

ほとんどの人にとっては、今の会社にこだわる理由すらないでしょう。

会社の収入”だけ”に頼るのは危険

さて、今勤めている会社が全く問題ないからといって、収入源が一つしかない状況のままいるのはあまりおすすめできることではありません。

私たちの世代では65歳~75歳になる定年までその会社が好調である補償はどこにもありません。

今はよくてもそのうちブラック企業の仲間入りをすることだって十分可能性があります。会社からの収入に頼る状況には常にリスクが付きまとっているのです。

関連記事「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない

仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない
社会人の方なら一度は聞いたことがある台詞の1つに「仕事でやっているのだから我慢しろ」などという意味不明なお叱り、提言があります。 かくいう私もよく同僚から言われるのですが、たかが金もうけの手段にすぎない仕事に対してなぜこちらが我慢をしなければいけないのか意味が分かりません。

仕事がつまらないなら定時でさっさと帰って副業しよう

私がこのケースだったのですが、仕事がつまらないと感じているなら、すぐにでも副業に挑戦するのがおすすめです。

そして仕事は最小限をこなすようにして、さっさと定時で帰る努力をまずはじめるといいでしょう。

意外と成果にほとんど影響しないことも分かると思います。

儲からなくても意外と楽しい副業

仕事がつまらないと感じる原因の大部分は人間関係ですから、全てが自分の思い通りにできる副業は、たとえ儲けが少なくても楽しいものになることは多いはずです。

仕事を辞めたいと考える根本的な原因はほぼ全てが人間関係にある
仕事がつまらないと感じたり仕事が辛いと感じたりした時に、「なぜそう感じるのか」という問いを5回ほど行うと、十中八九人間関係に根本的な原因があるという結論に達します。仕事はどんなことをするかも大切ですが、同じくらい誰とするかも大切なのです。

最初は月1万円稼ぐことですら一苦労でしたが、無駄な会議がなく、面倒な根回しもいらない副業は、仕事の人間関係に疲弊していた私には天国のようでした。

また、ベンチャー企業の立ち上げにアサインした際の手探り感や自由を思いだすこともでき、自分がどういう環境に楽しみを感じて働いていたのかなどを見直すきっかけにもなりました。

副業が上手くいけば本業にすることも可能

今では副業が本業になってしまいましたが、お金を稼ぐ喜びや楽しみを思い出させてくれたことには非常に感謝しています。

それに、自分が人生で何を重要視しているのかも思い出させてくれたのも副業でした。

副業を始める際には実際に稼ぐ額を気にする必要はありません。

とにかく毎日数時間、毎週数時間の時間を作って自分の事業を育てるのです。

方法は何でも構いません。ダメだったらやめればいいだけですから特にリスクもありません。

会社に依存しない経済基盤を作りたいなら、とにかく副業をやっておくのは必須でしょう。

関連記事:副業をしておけばいざという時に驚くほど気軽に転職できる

副業をしておけばいざという時に驚くほど気軽に転職できる
副業をしてある程度収入を得られるようになると、転職の際に経済的な基盤をさほど気にすることなく行動できます。 これは私が驚くほど効果を感じたことですので、ぜひ皆さんも副業を始めてほしいと思っています。

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オススメ

私が会社員のメリットを十分に理解しながら、最終的には独立という選択肢を採ったのも、仕事と報酬について考えた結果、独立した方が得であると判断したからです。

「会社の大きさ≠収入の多さ」になった

昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。

なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。

ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。

会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。

より不確実な社会になった

一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。

もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。

どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。

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この記事をご覧の方には「接客業に未来はない!!今すぐ転職先を探すべき6つの理由」も参考になります。

接客業に未来はない!!今すぐ転職先を探すべき6つの理由
今後5年から10年で接客業へのAIの導入や無人店舗の導入などが加速度的に進むことが予想されます。まだ大丈夫だろうと多くの方が油断している今のうちでしか、好条件での転職が難しくなる時代がやってきます。 今回は、接客業に未来がなく、今すぐ転職先を探すべき6つの理由についてお知らせします。
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