- 日本の企業の労働環境をよりよくするための情報を提供する
- 日本の労働市場の流動化を促進する
- 日本の労働観「大企業に就職すれば幸せである」以外の価値観を提供する
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以前の記事でも触れていますが、転職するにも、独立開業するにも、不安定な収入源というのは今後の生活に不安をもたらします。
様々なケースを考えた結果として会社員を選択するのは何も問題がないのですが、何となく会社員の方が安心だと考えている方は、もう一度自分の立場について考えてみた方がいいと思います。
このページをご覧の方には「【就活生向け】大企業と中小企業で働くメリットとデメリットについて」も参考になります。
もし、まだ転職するつもりがなかったとしても、リクナビNEXT に登録しておくだけで、自分の市場価値を知ることができます。
会社員はなぜこうも立場が弱いのか?
つい先日株式会社「自分」の経営を考えたほうがいいと思うというエントリーを拝見しました。
特に超零細企業の社長はツラいという部分が非常に分かりやすくまとまっていると思います。
会社員は超零細企業の社長と同じ
会社が長時間労働やサービス残業を押し付けてきたり、明らかに無理なスケジュールで仕事を振ってきたりする根本的な原因は、自分を会社、勤め先を取引先として見た時に、自分という会社は取引先からは自社に売上の100%を依存している超零細企業にしか見られていないということです。
収入源は財布と一緒
収入源を財布と考えるのもいいかもしれません。
会社の給与という財布を必死で守っているのが会社員であって、その財布にどの程度お金を入れるかは、あくまでも会社側に委ねられているということです。
儲かっている時や調子がいい時はそれなりにいい対応をするでしょうが、儲かっていないときや調子が悪い時には無理を通してきます。
というより、無理をする以外に方法がないのです。
関連記事「ブラック企業を支えているのは利用者ではなく従業員である」
取引先が一社しかない零細企業が舐められるのは当然
先ほどの「自分を会社として考える」というのは自身の状況を非常に分かりやすく表してくれると思います。
経営者のほぼ全員が売上の80%以上を一社の取引先に依存していることを健全な経営状態とは判断しないでしょう。むしろ会社員だってそれが健全な状態でないことは分かるはずです。
取引先が一社しかない状況は改善対象では?
ですが、自分のことになると途端に視野が曇ってしまいます。
「自分を会社として考えた」場合、会社からの給与に100%依存している自分の状態は健全と言えるでしょうか?
絶対に健全な状態とは言えないはずです。
企業は従業員に強く出やすいものである
給与という形で生活の根幹を握っている会社は従業員に対して強く出ることが容易にできます。
最近労使関係で大スキャンダルのあった、電通のような大企業ですら、従業員を奴隷のように扱っていることからも、企業が従業員に強く出やすいものであることは容易に想像できるでしょう。
うちの仕事なしにやっていけるの?
単純に「おたくうちからの仕事なくなってもやっていけるの?」と言われているだけなのです。
こういった無理な要求に付き合っていくことほどばかばかしいことはありません。だったら別の取引先を探せばいいだけのことです。
優良企業もコストパフォーマンス上の最適解を出しただけ
優良企業の労働環境が優れているのは、単に劣悪な労働環境にしたら従業員が一人もいなくなって会社が立ち行かなくなるからという理由なだけです。
特に雇用の流動性が低い日本では過労死が起こっていますが、雇用の流動性が比較的高い海外では過労死なんて問題はあり得ません。その前に転職または退職します。
会社からの収入”だけ”に頼るのは危険
つまり、会社からの収入だけに頼っていると、生殺与奪の権利を他社に預けてしまうことになるのです。
自分の人生のリスク管理にとって、これほど脅威となり得る点は他にないでしょう。
転職に対する恐怖感をなくす
雇用の流動性が低いとはいっても、最近では比較的転職に対してのネガティブなイメージはなくなってきています。
看護師などの技術労働者にとっては、引っ越ししたら職場が遠くなるからという理由で転職する人がいるぐらい、転職が一般的になっている職業もあるくらいです。
それに、自分が思っているより会社は数多くありますし、仕事だって数多くのものがあるので、今の会社でしかできないことなんてほとんどありません。
ほとんどの人にとっては、今の会社にこだわる理由すらないでしょう。
会社の収入”だけ”に頼るのは危険
さて、今勤めている会社が全く問題ないからといって、収入源が一つしかない状況のままいるのはあまりおすすめできることではありません。
私たちの世代では65歳~75歳になる定年までその会社が好調である補償はどこにもありません。
今はよくてもそのうちブラック企業の仲間入りをすることだって十分可能性があります。会社からの収入に頼る状況には常にリスクが付きまとっているのです。
関連記事「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」
仕事がつまらないなら定時でさっさと帰って副業しよう
私がこのケースだったのですが、仕事がつまらないと感じているなら、すぐにでも副業に挑戦するのがおすすめです。
そして仕事は最小限をこなすようにして、さっさと定時で帰る努力をまずはじめるといいでしょう。
意外と成果にほとんど影響しないことも分かると思います。
儲からなくても意外と楽しい副業
仕事がつまらないと感じる原因の大部分は人間関係ですから、全てが自分の思い通りにできる副業は、たとえ儲けが少なくても楽しいものになることは多いはずです。
最初は月1万円稼ぐことですら一苦労でしたが、無駄な会議がなく、面倒な根回しもいらない副業は、仕事の人間関係に疲弊していた私には天国のようでした。
また、ベンチャー企業の立ち上げにアサインした際の手探り感や自由を思いだすこともでき、自分がどういう環境に楽しみを感じて働いていたのかなどを見直すきっかけにもなりました。
副業が上手くいけば本業にすることも可能
今では副業が本業になってしまいましたが、お金を稼ぐ喜びや楽しみを思い出させてくれたことには非常に感謝しています。
それに、自分が人生で何を重要視しているのかも思い出させてくれたのも副業でした。
副業を始める際には実際に稼ぐ額を気にする必要はありません。
とにかく毎日数時間、毎週数時間の時間を作って自分の事業を育てるのです。
方法は何でも構いません。ダメだったらやめればいいだけですから特にリスクもありません。
会社に依存しない経済基盤を作りたいなら、とにかく副業をやっておくのは必須でしょう。
関連記事:副業をしておけばいざという時に驚くほど気軽に転職できる
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私が会社員のメリットを十分に理解しながら、最終的には独立という選択肢を採ったのも、仕事と報酬について考えた結果、独立した方が得であると判断したからです。
「会社の大きさ≠収入の多さ」になった
昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。
なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。
ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。
会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。
より不確実な社会になった
一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。
もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。
どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。
自分の給料が適正かどうかを調べる最も簡単な方法として、転職サイトに登録して他の会社からどのようなオファーがあるか見てみるというのがあります。
転職サイトに登録して相場感を養うのも1つの方法
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この記事をご覧の方には「接客業に未来はない!!今すぐ転職先を探すべき6つの理由」も参考になります。