- 日本の企業の労働環境をよりよくするための情報を提供する
- 日本の労働市場の流動化を促進する
- 日本の労働観「大企業に就職すれば幸せである」以外の価値観を提供する
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就職して会社で働くようになると忘れてしまうかもしれませんが、みなさんも就活の時にリクナビを利用していたことがあるのではないでしょうか?
リクルートといえば名前の通り就職サイトや転職サイトの運営で有名ですが、結婚式場や結婚関連商品の案内をしているゼクシィを運営していたりと、実は手がけている業種は多岐に渡ります。
さて、転職の検討をして情報収集をしている方なら、リクルートが運営する転職サイトにリクナビNEXT とリクルートエージェントがあるのに気付いたことでしょう。
これらの違いがよく分からないという方も多いと思います。
実は、私も自分が転職活動をしていた際に、まずリクナビNEXT に登録し、それから情報収集を進める過程でリクルートエージェントの利用に切り替えた経験があります。
結果として独立することにしたので転職サービスは利用しませんでしたが、それぞれのサービスをどのように使えばいいのか、また、サービスの特徴についてある程度理解することができています。
今後転職を検討する方におすすめしたいサービスでもあるので、今回はリクナビNEXT とリクルートエージェントの違いについてお伝えします。
このページをご覧の方には「35歳までに2回の転職をおすすめする理由」も参考になります。
もし、まだ転職するつもりがなかったとしても、リクナビNEXT に登録しておくだけで、自分の市場価値を知ることができます。
リクナビNEXTはいわゆる転職情報サイト
リクナビNEXTの概要
リクナビNEXT は転職者用の就職情報サイトと理解していただければ十分です。
新卒採用に利用されているリクナビと同様、社員の雇用をしたい企業が就業条件を公開し、WEB上から募集をかけることです。
実は、新卒採用の場合は様々な経営戦略から採用の傾向が会社によって違います。
ですが、リクナビNEXTのような転職サイトではどのような人材を採用したいかが明確です。
中途採用で欲しい人材は即戦力です。
退職や産休などで会社のポストに穴が空いてしまえば、早急にその部分を埋める必要があるのです。
リクナビNEXTの利用方法
転職情報を調べようと思ったら、リクナビからの連想でリクナビNEXTを選択する人は多いでしょう。
リクナビNEXTでは自分の職歴や得意なスキルを登録して、興味のある業界にチェックを入れておけば、おすすめ情報が得られます。
ワークポートのようにエージェントが転職情報を調べて連絡してくれるのではなく、あくまでも転職情報は自分から求めなければなりません。
今すぐ転職したいという状況でなければリクナビNEXTに登録して、少しずつ情報を収集するということも考えられます。ただ、会社員として働きながら転職活動をするのは中々大変です。
特にこだわりがなければ、転職エージェントが転職情報を積極的に探してくれるワークポートのような転職サイトをはじめから利用する方がいいでしょう。もちろん、リクナビNEXT も登録は無料なので、登録だけ済ませておくのもいいと思います。
私が転職活動を検討していた2017年は好景気で、それなりに条件や年収を厳選しても転職先の候補がなくなってしまうということはありませんでした。
これは後でリクルートエージェントの担当者にも言われたことなので、2017年中の転職状況はかなりいいと言えるでしょう。
このような情報を得る手段を確立しておけば、より気軽に転職ができるという安心感につながります。
精神的なことですが、転職を1つの手段として意識しておくだけで、普段の仕事も肩の力を抜いて臨めます。転職サイトで情報収集をしておくのは、実際に転職する気がない方にもおすすめです。
関連記事「貯金は半年分の生活費(約100万)は持っておいた方がいい」
リクルートエージェントはお任せマッチングサイト
リクルートエージェントの概要
次にリクルートエージェントの紹介です。
このサイトは私が転職活動のため情報収集をするにあたって、リクナビNEXTは情報量が多いのはいいのですが、逆に情報が多すぎて分かりにくいと感じたために登録することにした転職サイトです。
リクルートエージェントはその名の通り、転職エージェントが転職希望者と募集企業のマッチングを行う転職サービスです。
似たようなサービスで言えば婚活サロンなんかを想像してもらうといいかもしれません。
いい結婚相手を見つけるのも、いい人材を見つけるのも、本質的には一緒です。
リクルートエージェントの利用方法
リクルートエージェントを利用するには、まず職歴や希望条件、希望の業界についての情報を整理しておくことが重要です。
これはやっていなくてもかまいませんが、エージェントとの初回電話面談の際に必ず必要になるものです。
登録だけすませてしまい、履歴書や職務経歴書のひな形をもらっておくのもいいでしょう。
さて、実は私は初回の電話面談しか行っていないのですが、これだけでリクルートエージェントとリクナビNEXTの違いがはっきり分かりました。
リクナビNEXTは就職情報誌のWEB版のように、就職情報が掲載されているだけです。
一方、リクルートエージェントは最初に提出する履歴書や職務経歴書の情報を基に、転職エージェントが募集企業の選定から面接の日程までを無料で行ってくれる、至れり尽くせりのサービスです。
リクナビNEXTを出会い系サイトとするなら、リクルートエージェントはコンシェルジュ付きの婚活サービスです。
どちらが出会いに繋がりやすく、かつ自分の労力を削減できるかを考えると、断然リクルートエージェントに軍配が上がります。
リクルートエージェントの利用者が行うことは、実際の面接に行くこと、最終的に転職を判断すること、この2つだけです。
情報収集や様々な雑務はエージェントがやってくれるので、普段の仕事が忙しい方にもおすすめのサービスです。
リクルートエージェントを利用する際のポイント
私が転職に関する情報収集をしていたのは4月頃で、実際に転職する時期として設定していたのは10月~12月頃でした。
ですが、リクルートエージェントのような転職サイトでは、3ヶ月後の入社を目途としている案件が最長になるようです。
そのため、私のようなケースであれば実際の活動は7月頃から始めるのがいいとアドバイスされました。
その後色々考えた結果、独立することになったので転職サービスは使いませんでしたが、担当のエージェントによると2017年は好景気だそうで、2017年であれば年内の転職情報はほぼ確実に提供できるとのことでした。
今(2017年10月)から始めても、年内に転職活動を終え、2018年1月から入社になるような転職情報が検索できます。利用は無料なので試しに登録して実際に活動してみるのもいいと思います。
関連記事「ワークポートは本気で転職を考えている方におすすめのサービスです」
おすすめの転職サイトはリクルートエージェント
リクルートエージェントを利用して面接を受けるところまではいけませんでした。
ただ、実際にリクナビNEXT、リクルートエージェント両方の転職サイトを活用した結果、転職活動におすすめできるサービスはリクルートエージェントとなりました。
というのも、リクナビNEXTは自分から能動的に転職先の情報を得られるところまではいいのですが、掲載されている情報量が多く、どの企業が自分に合っているのか判断に迷ってしまうのです。
その点、リクルートエージェントなら自分の希望条件を伝えることができます。
もしかしたら自分が想定していなかった業界をおすすめされることもあるかもしれません。
エージェントがいるからといって料金がかかるわけでもありません。
サイト利用者もエージェントもお互いに転職が成功することメリットを受けられるので、経済合理性も取れたいいサービスだと感じました。
転職活動を始める前に自分の希望する労働条件を明確にしておく必要はありますが、リクナビNEXTは軽めの情報収集で利用し、リクルートエージェントで実際の転職活動を行うのが王道のパターンでしょう。
特に、ハイキャリアの方で仕事が暇という方はそういないでしょうから、エージェントのついた転職サイトを利用するのはほぼ必須と言えます。
転職するまでの期間を3ヶ月とするのがポイント
リクナビNEXTのように、自分から主体的に情報を収集して転職をするサイトを利用した場合はどうなるか分かりませんが、私はリクルートエージェントを利用する際に、転職までの期間(≒実際に転職先で働く日)を6ヶ月程度と考えていました。
ただ、リクルートエージェントの担当者と電話面接をすることで、転職までの期間を半年で設定するのは長すぎるという指摘を受けました。
というのも、エージェントを通じて採用活動をしている企業の多くが、戦力の離脱(=退職や転職など)で即戦力をすぐに必要としている場合が多いのだそうです。
なので、エージェントに話があった時点で、遅くとも3ヶ月後には転職先で働き始めるぐらいの感覚でいないといけないようでした。
仮に8月から転職活動を始めるなら11月には転職先で働き始めているぐらいの感覚です。
私が転職を検討していたのは4月頃のことで、年内を目途に転職先にあたりを付けようと考えていました。
このぐらいの時期感覚であれば、転職活動を始めるのは9月頃でよく、それより早く活動を始めても転職時期に希望通りの条件がこないというのがリクルートエージェントの本音でもあるようでした。
エージェントを通じた転職はどこも似たようなスピード感で進むはずなので、転職先の検討や労働条件のどこに重点を置くのかといった自己分析を先にすませておき、転職活動を始めたら、あとはひたすら自分の条件に最も近い条件を出す企業を探すだけになると思います。
転職活動を通じて自分の市場価値を知る
もしかしたら今すぐ転職したいと考えてない方がいるかもしれません。
ですが、以前の記事「今の会社が良い会社でも悪い会社でも転職について考えなければならない理由」で考えを述べているように、会社に残りたければ転職について考えておかなければなりません。
仕事やプライベートに余裕がある時こそ、自分のキャリアプランについて真剣に考えておく必要があります。
また、会社に自身のキャリアプランが承認されなかった場合にどのような対策を講じるのか、予め考えておくことは決して無駄ではありません。
登録だけなら無料ですし、仮に転職活動を進めて面接に受かっても、今の会社の方が魅力的なら断ればいいだけです。
転職に対する恐怖心をなくすためにも、もっと転職を身近で気軽なものとして捉えることも重要です。
関連記事「労働集約型の企業にいる限り給与が上がらない理由」
転職サイトはリクナビNEXTがおすすめ リクルートエージェントと併用も可能
圧倒的な求人数で、地域・職種問わず
あらゆる転職者にマッチする求人を探すことができます。
転職した人の約8割にご利用いただいており、
ここにしかない求人が非常に多いため、
他のサービスとの併用もオススメできます。
私が会社員のメリットを十分に理解しながら、最終的には独立という選択肢を採ったのも、仕事と報酬について考えた結果、独立した方が得であると判断したからです。
「会社の大きさ≠収入の多さ」になった
昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。
なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。
ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。
会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。
より不確実な社会になった
一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。
もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。
どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。
自分の給料が適正かどうかを調べる最も簡単な方法として、転職サイトに登録して他の会社からどのようなオファーがあるか見てみるというのがあります。
転職サイトに登録して相場感を養うのも1つの方法
外の世界を知るという目的だけでも転職サイトに登録をする価値は十分にあると私は考えます。
登録するなら、大手のリクルートキャリアかワークポートが業種を問わず転職先を探すことができるのでおすすめです。
現状に不満がある方は、手っ取り早く転職するのも一つの方法です。もし、まだ転職するつもりがなかったとしても、リクナビNEXT に登録しておくだけで、自分の市場価値を知ることができます。
特に社会人としての経験もある方はエージェント形式の転職サービスを利用するといいでしょう。
この記事をご覧の方には「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」も参考になります。