私の職歴の中で、自動車部品メーカーへの転職経験がありますが、未経験の職種に転職する時は、不安も大きく、業界についての学習方法も分からないことが多かったのを覚えています。
新卒・既卒問わず、これからメーカー営業になる方のために、転職時の学習で役立った書籍を紹介します。
以前の記事「中小⇒ベンチャー⇒自営⇒中小と転職を繰り返しながら変わった仕事への価値観」で私の職歴に触れています。
もし、まだ転職するつもりがなかったとしても、リクナビNEXT に登録しておくだけで、自分の市場価値を知ることができます。
メーカー営業は図面についての知識が必要
メーカー営業をするなら、図面について最低限の知識は持っておいた方がいいでしょう。
部品メーカーなら品番のルールなども覚えていくことになりますが、これは事前に学習する方法がほぼないので、仕事を通して学んでいけばいいと思います。
図面についての書籍はたくさんありますが、図面って、どない読むねん!シリーズが分かりやすくおすすめです。
これまで図面に一切触れてこなかった方でも、LEVEL00を読んでおけば、図面について一通りの理解はできるでしょう。
自動車についての知識は必須
私が入社したのは自動車関連部品メーカーで、電装系ではなく動力系の部品を作っています。
電装系の部品メーカーなら、電気系統の知識が必要になるかもしれませんが、動力系のメーカーなら、自動車(特にエンジン)の知識は必須と言えます。
大手自動車メーカーなら、取引先を指導することもあるので、部品メーカーに入社してから講座を受講することもできます。
図解入門よくわかる最新自動車の基本と仕組みは、ヤマハの1日~2日で行われる口座とほぼ同じ内容が記載されています。
講師がおらず独学になるので、重要な部分や勘所が分からず、やや難しく感じることもありますが、一度目を通しておくだけでも、入社後の業務に馴染みやすくなるでしょう。
企業によっては二輪がメインとなることも
自動車関連部品メーカーの中でも、メインとする部品が二輪(バイク)になる場合もあります。
大まかな内容は四輪(車)と二輪(バイク)で変わりませんが、二輪の基本や仕組みは図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組みがあるので、こちらで学習しておくといいでしょう。
私はヤマハの講座も受講しましたが、内容は書籍とほぼ同じでした。
ただし、クラッチの構造について実物を見ながら学習したり、講師が重要な内容をかいつまんで教えてくれたり、部品開発のエピソードやトリビアを教えてくれたりしたので、理解度はヤマハの講座がダントツで上回っています。
内容を復習するなら、カラーで見やすい書籍の方に軍配が上がります。
車やバイクに興味がなくても自動車部品メーカー営業になれる
企業側がどれだけ人員確保に苦労しているかが問題になりますが、車やバイクに興味がなくても自動車部品メーカーとして働くことは可能です。
とは言っても、社内で車やバイクが好きな人は多くいるので、車やバイクが好きな方が社員と馴染みやすいでしょう。ただ、仕事面ではさほど問題にはなりません。
私は全く車やバイクに興味がないので、自分が購入したり乗ったことがない車は、モデル名を言われてもピンときません。
しかし、雑談レベルで車のモデルが出てくることも多く、自分が売る部品がどの車種に使われるかなどは、知っておいた方がいいと思っています。
最新ではなくても、カタログぐらいは購入して眺めておくのをおすすめします。
関連記事:リクルートエージェントを利用した転職活動の記録(30代・3回目の転職)
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「会社の大きさ≠収入の多さ」になった
昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。
なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。
ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。
会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。
より不確実な社会になった
一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。
もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。
どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。
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この記事をご覧の方には「35歳までに2回の転職をおすすめする理由」も参考になります。