- 日本の企業の労働環境をよりよくするための情報を提供する
- 日本の労働市場の流動化を促進する
- 日本の労働観「大企業に就職すれば幸せである」以外の価値観を提供する
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以前の記事でも触れていますが、仕事をし過ぎるというのは問題ですし、長時間労働をせざるを得ない環境であれば、環境を変える必要があるのは言うまでもありません。
ですが、将来に亘って有用となるキャリアの構築や起業などでスタートアップをした直後など、仕事やキャリアパス、事業で成功した人に共通する特徴として、一時期はワーカホリックになっていることが挙げられます。
一部のブラック企業経営者には、その働き過ぎを社員にまで要求するようになるのですが、本人は好きなことをやっているため悪気がなく、その人に共感したり感銘を受けたりすると、たちまちワーカホリックになってしまうこともあります。
働き過ぎないための工夫や、自分が働き過ぎないように自己防衛することは当然大切なことですが、強固なキャリアを形成したり、事業を立ち上げ起業した場合に、どうしても働き過ぎになってしまう時期ができてしまうことを知っておくのも重要だと思います。
この記事をご覧の方には「貯金は半年分の生活費(約100万)は持っておいた方がいい」も参考になります。
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誰にも負けない仕事ができるようになるのは難しい
どんなことでもそうですが、簡単に結果を出すことができることは少ないものです。
事業がブルーオーシャンでも、基本的に一時的なもので、すぐに競合が多発してレッドオーシャンとなるでしょう。
同様に、業界内ならどこの会社でも通用するような強固なキャリアを作ることや、独立起業したスタートアップ経営者になって、かつ事業を継続させることも並大抵の努力では成し得ないことです。
ベンチャー企業のスタートアップは基本的にブラック労働になる
私自身、会社員として働いていた時代にも、ほぼブラック労働となっていた期間がありました。
それはスタートアップにアサインした時の3年ほどの間でしたが、基本的に1日中仕事のことを考え、実行するという期間が約3ヶ月、週1日の休日で残りの2年半ほどの期間を駆け抜けたことがあります。
ブラック労働が必ずしも悪いとは言い切れない
ただ、結果的にその時の経験が自身のキャリアを強固にしている部分もあり、過度な労働時間で働くブラック労働を推奨するわけでは決してないのですが、一時期にはそういう時期が必ず発生してしまうものなのではないかとも考えています。
それだけ誰にも負けないような仕事ができるようになるまでの道は険しいものだとも思うのです。
関連記事「仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴」
R-25の記事「マネージの意味が“管理”? ハズレです」に以下の言及がありました。
「トレードオフに直面したときにどちらかを断言できないマネージャーは二流」
これはキャリアアップを目指す全ての人に重要な提言であると同時に、一般社員として働く方にも知ってもらいたいことです。
というのも、トレードオフを明言できない=「決断力」のない社員は、管理職でなくても仕事の邪魔にしかならないからです。
今回は仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴についてお伝えします。
意外と馬鹿にできない「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
先ほどは私自身の例を挙げていますが、多くの成功者も必ず一時期はワーカホリックになっていた時期があります。
この期間がない人はむしろ稀で、この期間の辛さをしっているからこそ労働環境の改善や改良に余念がないという方もむしろ多いでしょう。
そういった意味では「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という今の若い人に嫌われがちなフレーズも、100%間違っているとは言い難くなります。
若い時に全力で働けば後のキャリアが安定することもある
若くて無理ができる時に、一時的にではあるが無理をしてでも挑戦しておいた方がいい場合もあるぐらいに捉えておいた方がいいように思います。
ブラックな労働環境は絶対に避けるべきなのですが、今では仕事の内容によって、人によっては遊びと同等に考えられてしまうものも多くあります。
以前の記事「天職は探したり見つけたりするものではなく自然に”なる”もの」で紹介しているプロゲーマーやゲーム実況などの動画投稿者は仕事としても成立しています。
ですが、内容は遊びに近い部分もあり、好きであるというだけでたとえブラックな労働環境であってもできてしまうという側面もあるでしょう。
やりがい搾取に要注意
なお、こういった業界は待遇が悪くなる場合も多いので注意が必要です。
アニメーターの労働環境が悪く、全くと言っていいほど改善されないのも、それでも働きたいと申し出る方が多いからという側面は無視できません。
今後は、やりがいだけではどうしようもないこともある点に注意しつつキャリアプランを練るとともに、やりがいだけでブラック労働ができてしまう、ある意味頭のおかしい人がライバルになってしまう可能性もあることを考慮しなければなりません。
関連記事「仕事が辛い・つまらないと感じるようになった時に見直した方がいい人生の目的について」
熱中できることであれば寝食を忘れてできるはず
重ね重ねになりますが、決して私はブラックな労働環境を推奨はしていません。
ですが、小さい頃の遊びのように、夢中になってやっていたら結果として超絶ブラックな労働環境になってしまったというパターンも存在するということです。
私は新卒で中小企業に就職した後、数年後転職した際にベンチャー企業のスタートアップにアサインしました。会社を立ち上げることや起業直後の会社の運営に参画する機会はそうそうありません。
また、私自身が学生時代から何かしら熱中するものを欲しているという性格もあり、ほぼ毎日仕事漬けになってしまっても特に問題としない状態ではありました。
好きな仕事なら長時間労働をしても疲弊しない
その後、自身で事業を立ち上げようとした時にもそうですが、会社の仕事を終わらせたら自分の事業を進める必要が出てくるので、どうしても労働時間は増えてしまいます。
結果何とか事業も形にできたので独立することになりましたが、正直なところもう一度同じことをしろと言われても嫌です。
思い返してみてもなぜ自分がそれだけのことができたのか不思議なのですが、当時は楽しくて仕方がなかったのだと思います。
もちろん、自分の事業は今も楽しく取り組んでいますが、ワークライフバランスを意識して健全な働き方を心がけています。
関連記事「独立して在宅ワークを始めてから気付いた4つのこと」
時間をかけて習得したスキルが無価値になる可能性も高い
どんな技術やスキルでも、習得するには時間をかける必要があります。
誰でもプロになれる!? プロに共通するのは関わった時間でも述べていますが、プロになるには1万時間の練習が必要になるそうです。
必要な技術を計画的に、時間をかけて前々から準備して習得し、習熟できるのが最もいい方法ではありますが、毎回そのようにできるとは限りません。
ビジネスにおいて完璧なタイミングなんてない
製品化までに時間がなかったり、流行り廃りのあるものだったりと、いつも時間は十分にはないものです。
そんな時に、1ヶ月程度の短期間働き詰めることで、製品を完成させるということもあるでしょう。
ビジネスはタイミングも重要です。顧客は待ってくれませんし、時流も移り変わってしまいます。
一時的なハードワークが効果的な場合も
こういった場合に、あくまで一時的にハードワークをすることだって選択肢の一つとして持っておいた方がいいかもしれません。
ただ、30代を超え、30代後半になってからこのハードワークをこなそうとすると、かなりの負担がかかります。
できるだけこういったことは若いうち、20代のうちにやっておいた方がいいでしょう。
ただ忙しいというのは最も忌むべきこと
ブラックな労働環境は当然避けるべきです。
ただ、一時的な期間の選択肢としては取らざることを得ない場合もあるというのが私の考えです。
しかし、最も忌むべきは”なぜか””ただ”忙しいという状態です。
製品の完成や事業の安定などの目的があり、ゴールが設定できる状況であればハードワークも選択肢としてやむを得ないと判断することもあります。
特に理由のない忙しさは要注意
ですが、とにかく毎日忙しいというような状況は当然避けるできです。
そんな時は成果に直接繋がらないような瑣末な仕事がたくさんあります。
まずは業務の棚卸から始めた方がいいでしょう。
仮に、仕事内容に関して決定権や決裁権がないのであれば、転職して職場を変えるなど環境の変化を人為的に起こさないと精神的に打ちのめされます。
どうしても転職できない場合は仕事と割り切って取り組むぐらいの冷静さが必要です。
関連記事「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」
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「会社の大きさ≠収入の多さ」になった
昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。
なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。
ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。
会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。
より不確実な社会になった
一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。
もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。
どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。
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