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当サイトは「ideal job=理想的な仕事」を天職としていますが、天職を英語に訳そうとすると色々な候補が出てきます。
「life work=ライフワーク」や「calling=天職,天生,雇用」「vocation=天職, 天生」「Renaissance=再生,復活」という候補もありました。
一般的に日本では、「天職」は探すもの、見つけ出すものとして捉えられているように思いますが、私はそのように考えていません。天職とは、探したり見つけたりするものではなく、自然と”なる”ものだと考えています。今回は、天職とはどのようなものなのかについて考えたいと思います。
この記事をご覧の方には「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」も参考になります。
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自分にとって天職とは何か?
まずは天職とは何かについて考えてみようと思います。
職という字が付くと、自然と生活の糧をえるための仕事のことを想像してしまいますが、天職の英語約でもあるライフワークと考えると、必ずしも仕事でなくてもいいように思えてきます。
「天職=ライフワーク」として考える
天職をライフワークとして考えるなら、趣味や好きなことも天職となり得ることでしょう。
人によっては読書であったり、株やFXであったり、ブログであるという人もいるかもしれません。他にもゲームやアニメ、映画鑑賞などを選ぶ人もいると思います。
必ずしもお金を得るための仕事でなくてもいいのであれば、天職はわざわざ探したり、見つけたりするものではないと思えます。
天職はひっそりと自分の傍にある
天職はただひっそりと自分の傍にあり、たまたまそれに気付いてやってみた人が、自分は楽しく遊んでいるだけなのにお金が入ってくるという状態になっているのではないでしょうか。
仮にお金が稼げなくても、自分以外に誰もやっていないことであっても、ただ自分がそれが好きで楽しんでやれることこそが天職だと私は考えています。
できればその天職=ライフワークでお金も稼ぎたいところです。
仮に誰もやっていなくても自分ならできることが天職
昔では考えられなかった職業が今では普通に成立しています。
プロゲーマーなんて私が小さい頃は将来の職業として考えもつかないことでしたし、ゲーム実況を仕事にしたり、ユーチューバーになるなど、私が子どものころは存在すらしていませんでした。
ゲームは私が子どもの頃からあったので、プロゲーマーは可能性として考えられたかもしれません。
ですが、私が子どもの頃は、ゲームは自分一人、または友達と一緒に遊ぶものであって、ゲーム実況のように自分が遊んでいるところを他の人に見てもらうような考え方はありませんでした。
子どものころには想像すらできなかった仕事が成立している
今でこそ、梅原大吾さんをはじめとするプロゲーマーが出てきたことでゲームが「競技≒スポーツ」という認知のされ方もし始めていますが、私が子どものころはあくまでも遊びであって、競技ではありませんでした。
ましてやEスポーツなどと呼ばれるほどの地位は全くもってありませんでした。
ゲーム実況もユーチューブやニコニコ動画というプラットフォームがあってこその話ですし、当時の子どもの感覚で言えば、「他人がゲームで遊んでいるのを見て何が楽しいの?」というものでした。
今では私もニコニコ動画などでゲーム実況を楽しんでいますが、たった十数年ほど前には考えられなかった職業が今では成立しているのです。
みんなが憧れる第一人者の苦労は尋常ではなかった
特に、プロゲーマーやユーチューバー、ゲーム実況者などでも業界の開拓をしてきた方々の苦労は図り知れません。
もしかしたら、ただ好きでやっていたことが自然と盛り上がり、職業として成立するようになっただけかもしれません。
ただ、梅原大吾さんはプロゲーマーになるまでにかなり苦労したと語っていますし、どの業界でも順風満帆というわけではなかったことは想像できると思います。
そんな状況でも続けてきたからこそ天職になったのかもしれません。
梅原大吾さんの『ウメハラ「BeasTV」17/1/19 – 一日ひとつだけ強くなる 慶應丸の内シティキャンパス講演』は必見です。↓の動画はプロゲーマーになるまでかなり苦労した部分の紹介です。
イチローは野球以外を仕事にしてもそれなりに成功していたはず
さて、野球にそれほど詳しい人でなくてもイチローを知らない人はいないと思います。
正直なところ、野球にほとんど興味がなかった私は、イチローどころか野茂のこともよく知りませんでした。さらに、日本でプレーしているイチローが当時どうだったのかはほとんど記憶にありません。
ただ、イチローが日本人にも人気となる理由の一つに、日本人の仕事観を体現しているスポーツ選手だからと思っています。
1番打者としての強みを最大限活かしたイチローの活躍
つまり、大リーグで一般的なホームランを量産するバッターではなく、ヒットを堅実に積み上げ守備でも貢献するという、自分の持ち味を活かした結果の出し方は、多くの日本人に勇気と希望を与えてくれたのだと思います。
また、イチローの野球に対するこだわりはよく話題にされます。
プロとしての意識の高さ
野球道具を他のどのプロ選手よりも大事にしていることや、トレーニングに余念がないことなど、野球の経験がなく、それほど野球が好きでもなく興味もほとんどない私ですらそれなりに情報が入ってくるぐらい、イチローの野球に対するこだわりは強いものなのでしょう。
唯一食生活に対してはプロらしからぬ部分があったそうですが、もしかしたら食事くらいは気を抜きたかったのかもしれませんね。
もしイチローが野球をやっていなかったら?
もし仮にイチローが野球をやっていなかったとしても、会社でそれなりに活躍しているだろうと簡単に予想することができます。
それぐらいイチローが野球に対して見せる取り組み方には真摯なものがあります。
天職は専門家と言い換えることもできる
たとえ野球が好きな人でも、全員がイチローのように野球に取り組むことはできないでしょう。
それでも、野球が好きな人の野球への取り組み方は、野球に興味がない人の野球への取り組み方とは違ったものになるでしょう。
天職は世界一の技術を持っているというわけではない
天職は何もその分野で一番でなければならないというものではありません。それでは天職に就けるのは世界でたった一人だけになってしまいます。
天職はその道の専門家と言い換えることができるものだと思います。
対象は仕事かもしれないし、研究かもしれないし、遊びかもしれません。
ただ、専門家はその道に詳しくより多くのことを経験し、知っていることでしょう。
誰しも自分の趣味や仕事、好きなことに対しては専門家であると同時に、一番好きなことで食べていけている人が天職に就いていると言い換えることができるのではないでしょうか。
誰でもプロになれる!?プロに共通するのは関わった時間
誰もがイチローのようになることは無理だと思ってはなから諦めてしまうことが多いと思います。
ただ、イチローは小学校の卒業文集に将来の夢をプロ野球選手と断言していましたし、プロになるために最適な道を常に選び続けていたとも聞いています。
誰もがイチローのようになることはできないというのは、誰もイチローと同じレベルの努力をし続けたわけではないということでもあるのではないでしょうか。
1万時間で誰でもプロになれる!?
プロに関する研究で面白い情報があったので紹介しておきます。研究ではプロの音楽家を対象に調査をしてようですが、プロになった音楽家は全員練習時間が1万時間を超えていたようです。
この「1万時間」に例外はありませんでした。
「1万時間練習しても、プロになれなかった人」はいなかったのです。
また「プロで、1万時間より練習が少なかった人」もいませんでした。まさに「プロ=1万時間」だったのです。
アキバの心療内科ゆうメンタルクリニック秋葉原院
「1万時間やれば誰でもプロ!~ピグマリオン効果」マンガで分かる心療内科
より抜粋
リンク先のブログでは、才能があることを信じて接することで本当に才能がある人に育つピグマリオン効果の紹介などもされています。
当サイトのように文章だけでなく、マンガで分かりやすい解説がされているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
1万時間の練習より大切な限界的練習
2018年4月18日追記
1万時間の法則より重要な概念とされる「限界的練習(deliberate practice)」について紹介します。
1万時間練習すれば誰でも超一流になれるというのは、やや正確ではない情報であることが分かっているようです。練習時間も大切ですが、練習の質も同様に大切なことだからです。
この観点から一般化されたのが「限界的練習」です。「限界的練習」は今の自分の上限を少しだけ突破するような練習方法を実施し、「即時フィードバック」を活用することで練習の質を飛躍的に向上させる方法論のことです。
参考資料のリンク先に詳しい内容が記載されているので、興味がある方はぜひご覧ください。
参考資料:「超一流になるためには1万時間の練習が必要」は真実か?
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「会社の大きさ≠収入の多さ」になった
昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。
なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。
ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。
会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。
より不確実な社会になった
一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。
もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。
どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。
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