残念ですが、既に資産を構築している以外の方が楽して稼ぐことはほぼ100%不可能です。
資産形成にはとにかく時間が必要です。私は30代になってから資産の構築に挑戦していますが、資産形成は早く始めればそれだけ効果が出るものです。
”資産形成勉強会”は『20代の頃に私が知っておきたかった資産形成に関すること』をメインの題材にしています。色々な方向から資産形成についてアプローチし、みなさんに役立つ情報が提供できれば幸いです。
さて、今回は子どもが生まれたら0歳から生命保険に入れた方がいい4つの理由を紹介します。
誤解しないでほしいのが、この話は子どもが生まれたら、親が生命保険に入った方がいいというものではありません。
子どもが生まれたら、子どもを0歳から生命保険に加入させた方がいいというお話です。
この記事をご覧の方には「NISAの基本事項|非課税枠・ロールオーバー・ジュニアNISA・つみたてNISAについて」も参考になります。
720万が1,000万になる?
突然ですが、みなさんは720万円払えば1,000万もらえると聞いたらどうしますか?詐欺などでよくありそうなセリフですが、まったくそんなことはありません。
誰でもこの方法を使えば720万支払って1,000万を得ることができます。ただ、この記事をご覧のみなさんには、既に不可能な方法となっています。
その方法は0歳の時から1,000万の生命保険に加入することです。
生命保険の概要と加入するメリット
生涯保障の生命保険は貯蓄の性能もかなり高いもので、死亡時の補償として金額を設定し、60歳まで保険料を払うことで生涯の保障が付いてくるというものです。
ほとんどの方は20歳~30歳ぐらいの間に600万程度の生命保険に入ることが多のではないかと思います。もしかしたらまだ保険には加入していない方もいるかもしれません。
ご自身がまだ生命保険に加入していないのであれば、400万程度の生命保険には加入しておいた方がいいでしょう。
独身でも既婚でも今の資本主義社会では死んでしまった後にもお金がかかってしまいます。
400万程度あれば遺族に負担もなく死後の処理ができる十分な資金となるので、まだ加入していないという方はできる限り早く入っておいた方がいいでしょう。
0歳から生命保険に加入するメリット
さて、0歳時からの生命保険への加入の話に戻ります。
生命保険は早く入れば入るほど受けられる恩恵が大きくなります。それは、保険に加入する時の年齢が小さければ小さいほど、保険金を支払う前に死亡する確率は低くなる、という計算式が保険会社で設定されているからです。
なので、20歳~30歳の間で生命保険(終身保険)に加入した場合よりも、はるかに安く月額の保険料を設定できるのです。
プルデンシャル生命の営業マンからもおすすめされた方法
私の知り合いに保険会社の営業マンがいるのですが、0歳からの生命保険は非常におすすめだそうです。
保証期間を一生涯として、保証金額を1,000万にし、払込期間を60歳までした場合でも0歳からの加入であれば月額1万円を切るそうです。
つまり、保険料の総額=1万円(1ヶ月)×12(1年)×60(年数)=720万円
この計算によれば、720万円の保険料を支払えば、保証金額として1,000万がもらえるというわけです。非常にお得ですね。
※保険会社によっては商品の取り扱いがない場合もあるのでご注意ください。
私はこの情報をプルデンシャル生命保険の営業マンから聞いています。
ネットで色々情報を調べてみたのですが、0歳から加入できる生命保険を取り扱っていない保険会社もあるそうなので、興味がある方はプルデンシャル生命保険への問い合わせをお願いします。
学資保険の方がいいのでは?
これから生まれるお子さんのために、何も考えていないという方はほとんどいないと思います。
教育費用について考えている方の中には、学資保険を検討している方もいるでしょう。
今では大学への進学は当たり前の時代になっています。大学へ通うためには、国立大学でも年間50万円ほどの授業料が最低でもかかります。
これを4年間ですから、最低ラインでも200万円の費用は確保しておかないといけません。
学資保険への加入を検討している方の特徴
親に何かあっても、子どもが教育を受けられるよう、学資保険への加入を考えている方も多いでしょう。
子どもを生命保険に加入させても、保険金を支払う両親に何かあった場合には、保険料の支払いができなくなってしまうからです。
ただ、こういった親の収入減少のリスクは、親が収入保障のある保険に入ることで解消することもできます。
むしろ、既婚者の方なら、万が一の事態を考えて、既に収入保障のある保険に加入している方も多いのではないでしょうか?
その場合は子どもの学費として確保するべきは必要な金額で考えることができると思います。
本人の生命保険が学資保険の代わりになる理由
生命保険は積立済みの金額に関しては個人の資産として取り扱うようになっています。
つまり、支払い済みの保険料を貯金と同じ要領で受け取ることもできるのです。
さらに、このような形で受け取った金額は返済しなくても構いません。もちろん、死亡時の保障金額からは先に受け取った金額は引かれて計算されるようになります。
0歳から生命保険に加入して毎月1万円の支払いを続けていれば、大学入学時18歳には216万円引き出すことができるようになります。
0歳児を生命保険に加入させておけば、学資保険の代わりとしても利用することができるのです。
成人した子どもに権利と支払い義務を移管できる
子どもが成人するまでは学資保険の代わりとして利用し、もし子どもが大学へ進学しなかった場合には、結婚式用の費用として利用することもできます。
18歳~22歳頃を目途に、それまで親が支払った金額を引き出してしまっても構いません。ただ、生命保険の権利者と支払い義務者は、成人した子どもに引き継いであげてください。
そうすることで、子どもは約800万円の生命保険を、20歳から加入するよりずっといい条件で利用できるからです。
私は資産の形成には時間がかか、という考えで動いています。しかし、どうしても物心つくまでの0歳~15歳あたりまでの期間は、親の考えに左右される部分が出てしまうものです。
子どもがよりいい条件で社会に出ていけるよう準備しておくのも、大人の親としての勤めではないでしょうか?
子どもに資産を作る大切さを教える教育機会になる
成人した子供に生命保険の権利を引き継ぐ際に、保険そのもののことや条件、なぜそのようなことをしたのかを説明しなければならないと思います。
こういった機会を作ることで、親が今まで経験して学んできたことの一部を子どもに伝えることもできると思います。
特にお金のことに関しては学校でも全く学べないことで、私はその点から少なからず苦労をしてきました。もう少し親からお金のことについて学んでおけばよかったと今では思っています。
自分の子どもにはこういった思いをさせたくないので、私は必ず子どもに0歳から生命保険に加入させるようにしています。
ジュニアNISAを利用するのも手
60年間の加入期間となる生命保険より、投資信託などを利用して積み立て投資を行う方が、より資産価値を増やせるのは言うまでもありません。
私が利用している、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのような投資信託でジュニアNISAを利用した積立をするのもいいでしょう。
ジュニアNISAは2023年12月31日までの5年間利用できる、20歳未満を利用対象とした小額積み立て投資の税制優遇制度です。
年間80万円までが投資でき、配当金や分配金、譲渡益(売却益)が非課税となる制度です。ちなみに、税制優遇を受けるには、子どもが18歳以上になる必要があります。
投資した金額は、子どもが18歳以上になるまでロールオーバーすることができます。なので、学資保険としての側面も持った投資をすることが可能です。
NISA制度について詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事「NISAの基本事項|非課税枠・ロールオーバー・ジュニアNISA・つみたてNISAについて」
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拠出金額が全額所得控除され、利息などに課税されることも一切ありません。受け取り時にも税制優遇があるので、将来の資産形成に最も効果的な投資方法と言えます。
この記事をご覧の方には「iDeCoは税制上“ほぼ確実”に資産形成ができる制度|個人型確定拠出年金について」も参考になります。
iDeCoについての基礎知識をつけたい方はこちらの書籍がおすすめです。