みなさんはテスト前だからって一夜漬けをしていませんか?
たとえテストの点数が取れたとしても、一夜漬けでの勉強は全く意味のないものです。人の記憶には睡眠が深く関わっています。今回は勉強と密接にかかわりがある睡眠についてお話します。
この記事をご覧の方には「勉強のコツ|学習の質を簡単に上げることができる4つの方法」も参考になります。
健康的な生活には睡眠が大事!1時間半周期の眠りのリズム
テレビなどでも健康に関する番組が増えてきました。そのお陰で今は知っている人も多いと思いますが、睡眠のリズムは1時間30分を1つの周期としています。
また、個人の体質にもよりますが、最低6時間は睡眠を取らないと、健康に過ごすことは難しいとされています。寝る子は育つといいますが、本当のことなのです。
眠る時間の目安は大体次のようになります。
6時間:例)22時に寝て4時に起きる
7時間30分:例)22時に寝て5時30分に起きる
9時間:例)22時に寝て7時に起きる(おすすめ)
眠る時間を22時にしているのにも理由があります。学生の間は成長期になっています。この期間は成長ホルモンがさかんに分泌されて、声変わりをしたり、成長痛を起こしたりします。
その成長ホルモンが、23時~2時ぐらいの間に一日の中でも一番多く分泌されます。
23時には寝付いていた方がいいので、寝る時間を22時としているのです。
22時に寝て4時に起きるのはあまり現実的ではないと思います。ここは22時に寝て7時に起きるのがおすすめです。9時間も寝れば十分健康的な生活が送れます。逆に寝すぎるのもよくないので、この生活リズムを心がけることをおすすめします。
ショートスリーパー・ロングスリーパーは体質で決まる
上では最低6時間の睡眠と言いましたが、体質によってはそれほど睡眠を取らなくても平気な人がいます。
そういった方をショートスリーパーと呼びますが、睡眠時の眠りが深く、3時間程度寝ただけで十分に活動できるようになる人がいます。
身近な人では私の兄がそうだったのですが、3時間睡眠を1週間続けてもなんともないような人です。私は絶対に無理でしたが・・・。
有名な人では「ナポレオン」がそうだったとされています。2時間程度しか眠らない方だったようです。
私はロングスリーパー体質なのですが、ロングスリーパーの方は6時間以上眠らないと1~2週間で体調を崩してしまいます。
学生の間は9時間眠ることを心がけていました。健康に一番いい睡眠時間は9時間ではないかと思います。
ただ、このあたりには個人差もあると思うので、自分の体調が一番よい睡眠時間を取るよう心がけて下さい。
迷ったら7時間30分か9時間の睡眠時間に
睡眠時間をどうするか迷った方は、7時間30分か9時間の睡眠時間を取るようにするといいと思います。
眠る時間によって起きるべき時間も変わります。以下がその例になります。
9時間睡眠の就寝時間と起床時間の例
21時就寝~6時起床
22時就寝~7時起床(おすすめ)
23時就寝~8時起床
7時間30分睡眠の就寝時間と起床時間の例
22時就寝~5時半起床
22時30分就寝~6時起床(おすすめ)
23時就寝~6時30分起床
23時30分就寝~7時起床
それほど眠らなくても平気な人は22時30分就寝~6時起床などがいいと思います。
ただし、夜更かしをするのはやめた方がいいです。夜更かしして勉強するなら朝早く起きて勉強するようにしましょう。その方が脳科学的に効果が高いとされています。
寝ている間に記憶が定着する!?夜19時~22時頃は勉強タイム
人間の記憶は就寝中に定着するようになっています。なので、暗記や記憶するインプットになる勉強は夜にするのがおすすめです。
一夜漬けをしたことがある人は分かると思いますが、少し前にやったことでも、寝ていないとどんどん忘れていきますよね。
人が寝ている間に記憶の整理をしているのが実感できると思います。でも学習の意義を考えると一夜漬けは意味がありませんから、やらないようにして下さい。そんなことするぐらいなら諦めて寝てしまった方がましだと私は考えています。
テストが終わったら忘れてしまうような勉強は、長期的な学力の向上を考えれば意味がありませんからね。
少し話がそれましたが、朝や昼間の勉強は問題演習や計算問題など自身の知識をアウトプットするような学習をメインにして、夕方から夜にかけて英単語、漢字、用語暗記などのインプットをメインとした学習のスケジュールを組むのが一番効果的です。
私も受験生の時にこの勉強方法を採用しましたが、かなり効果があると思います。
意外と朝は集中力があるので、問題演習などに向いています。
夜はリラックスしているので、暗記がしやすい環境になっています。
まずは真似してやってみて下さい。
この記事をご覧の方は数学の勉強方法や国語の勉強方法、社会の勉強方法、理科の勉強方法、英語の勉強方法など個別の科目ごとにテストで結果を出すための勉強方法をまとめた記事も参考になります。