以前の記事「学習の質を簡単に上げることができる4つの方法」で、学習内容を15分程度の作業にすることをポイントとして紹介しましたが、この内容は単元別に解説しておいた方がいいと思いました。
なので、今日は学習する内容を明確な作業にする事例集(社会編)とします。これは、私が学生の頃実際に行っていた勉強方法なので、かなりの効果が見込めると考えています。
この記事をご覧の方は数学の勉強方法や国語の勉強方法、社会の勉強方法、理科の勉強方法、英語の勉強方法など個別の科目ごとにテストで結果を出すための勉強方法をまとめた記事も参考になります。
暗記事項を3回ずつ書き取りし読み上げる
社会といえば、私は歴史のイメージがあります。日本史はまだいいのですが、世界史になると○○Ⅰ世とか○○Ⅻ世とかが出てくるのであまり好きではありません。
歴史小説なんかは好きなんですけどね。以前の記事「社会の知識を深める書籍10選|勉強をより面白く!」で取り上げたこともあります。
さて、歴史の学習で大事なのは、誰が、いつ、何を、どこで、行ったのかです。また、関係者もしっかり覚えておかないと人間関係がなかなか見えてきません。
とにかく歴史は年代と人物が重要です。
ここだけでも覚えていれば、基本問題ぐらいなら解くこともできます。私のが学生の頃とは史実が違うこともあるようですね。
私は1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府と習ったのですが、今の教科書では1185(イイハコ)作ろう鎌倉幕府となっているという話も聞いています。「いい国」は単純に覚えやすいのですが、イイハコになると昨今の箱物政治を揶揄しているようにも聞こえますね。
源頼朝は箱物なんて作らないと思いますけどね。
このように、語呂合わせは意味を考えたら負けです
語呂合わせの意味を考え始めたらきりがありません。ほとんどの語呂合わせは意味がありませんから、考えない様にするのが賢明です。
日本史は人物の漢字にも要注意です。
日本史の人物を覚える時は漢字を正確に覚えるのも重要です。私が実際に経験した話だと、人物は合っていたのに漢字が間違っていたために不正解になってしまったこともあります。漢字もちょっと間違えてただけなんですけどね。
余談ですが、定着しやすい記憶というのがあるようで、感情と一緒に覚えたことは定着しやすいという研究結果などが紹介されています。
つまり、嬉しいという感情や悲しいという感情とセットで起こったことは覚えやすいということです。さらに嬉しいというプラスの感情の方が、悲しいというマイナスの感情より記憶として定着しやすいようです。
悲しい思い出なんかも、時間が経てば忘れてしまいます。それよりも、嬉しかった時の思い出の方が長く覚えておけますよね。なので、勉強する時も、なるべく感情をプラスの方向に持っていくようにした方が効果が出やすくなります。
学習を修行のように苦行のようなものだと考えている人もいますが、そういう人は恐らく勉強はあまり得意ではないでしょう。スケジュール通りに勉強したらお菓子を食べるとか、1日のスケジュールをこなしたらゲーム1時間解禁とか、勉強にもプラスの感情を持てるようにちょっと工夫をするのもいい方法です。
地理はデータを上位3位まで覚える
社会の問題では地理についても学習することがあると思います。社会の地理になると、私は小学生の頃学習した記憶が強いのですが、中学社会の学習単元にも含まれています。
地理の学習では、エリアごとの特色を抑えるようにするのが一番です。
日本であれば、北海道の特徴、東北の特徴、・・・九州の特徴といったところから、青森県の特徴といった具合に、地域の特徴を把握しておくのが一番です。
地域である程度エリアを区切ると、気候などの特徴も似てきますから、特産物なども同じようなものになりやすいです。
日本の特徴を覚えたら、これを世界の特徴に応用することもできます。北側の地域と南側の地域では日本と同じような違いがあるはずですし、山間部や川沿いなどの地形による特徴も日本と同じようになることもあるでしょうし、全く違う特徴になることもあるかも知れません。
特産物を知っておくと旅行などでも便利
今はインターネットで大抵のことはすぐに調べることもできますが、特産物を知っておくと、旅行の時のお土産や雑談のきっかけなどにもなって便利です。
相手にも色々なことに詳しい人だという印象を与えることができますから、今のうちにしっかり勉強しておいた方がいいですよ。
現代社会の勉強方法
政治や現代社会に関しては、教科書に書いてある図などを転写して覚えるのが一番効率のいい方法になります。
特に現代社会などの公民においては、細かい内容よりも、全体の関係性を理解しておくことの方が重要だと思います。
ただ、歴史や地理に比べるとちょっとボリュームの少ない内容になります。
三権分立などの主要な部分を外さなければ、十分に得点できる分野です。人によっては、まったく勉強しなくても点数が取れることもあります。センター試験の現代社会がこれに該当します。
私はさほど点数が取れませんでしたが、受験勉強をしていた地理と数点しか変わらない結果となりました。できる人の場合は、まったく勉強しなくても90点以上取る人もいるようです。
この記事をご覧の方は数学の勉強方法や国語の勉強方法、社会の勉強方法、理科の勉強方法、英語の勉強方法など個別の科目ごとにテストで結果を出すための勉強方法をまとめた記事も参考になります。