私は独立のためにアフィリエイトサイトの運用をしていますが、アフィリエイトに関わる話の中で一番分かりにくいのが「いったいいくら儲かっているのか?」だと思います。
私は収益も公開していますが、ほとんどのアフィリエイターの方は収益を発生ベースで公開しています。確定報酬の公開をしている方もいるのですが、どちらかと言えば少数派です。
特に最近ではオンラインサロンなどのアフィリエイターのためのコミュニティなどが流行っていますが、月額いくらを払ってコミュニティに入る前に知っておいた方がいい知識はあります。
今回はアフィリエイターとは切っても切れない関係である、発生報酬と確定報酬の違いについて紹介します。
A8.net は最大手のアフィリエイトASPなので、大抵のアフィリエイト案件なら揃っています。まずはこちらに登録して、自分のサイトに合ったアフィリエイトの案件を探してみるといいでしょう。
アフィリエイトの売上には2種類ある!?
A8.net などのアフィリエイトでは、売上に2種類あります。それが発生報酬と確定報酬です。
アフィリエイトはブログやウェブサイトに広告を掲載して、その広告から商品の購入やサービスの申し込みが発生した際に報酬が出る仕組みですが、この報酬の計上には2段階のステップがあるのです。
それが、「発生報酬」と「確定報酬」です。
発生報酬について
発生報酬とは、文字通り、アフィリエイト広告を掲載しているサイトから商品の購入やサービスの申し込みがあった時点で計上される報酬で、この時点では報酬はまだ確定していません。
広告主によって条件は異なりますが、当然ながら商品の支払いキャンセルによる購入のキャンセルや、その他の条件によって、発生した報酬が支払われない可能性がまだ残っています。
そして、多くのアフィリエイターが売上や利益を語る際にはこの発生報酬が用いられることもポイントです。
発生報酬はまだ確定していない売上であることをよく覚えておいてください。
確定報酬について
確定報酬とは、アフィリエイト広告を掲載しているサイトから発生した売上や申し込みが、広告主の否認条件に適用されず、あとはアフィリエイト会社から支払われるのを待っている状態のことです。
これは、銀行などに振り込まれることが確定している報酬で、アフィリエイターの実際の収益はこの確定報酬となります。
発生報酬の何%かが確定報酬になるのですが、この率を確定率といいます。私が利用しているアフィリエイト広告では確定率は75%~80%程度になっていますが、サービスや広告主によっては20%程度になるものもあるそうです。
アフィリエイト入門記事。/ アフィリエイトをやるなら知っておくべき「確定率」の(割とひどい)話 : まだ東京で消耗してるの? https://t.co/lhCluF0I1gpic.twitter.com/UPtglrmCv0
— イケダハヤト (@IHayato) 2015, 12月 16
プロブロガー兼アフィリエイターとして有名なイケダハヤトさんの利用しているアフィリエイト広告は15%程度になっているようです。(それでも私の月間収益をゆうに超えていますが・・・)
というわけで、アフィリエイト広告を配置する際は「確定率」に気をつける必要があります。
繰り返しですが、うちは180万の報酬が「発生」していますが、「確定」するのは20〜25万円ほどです。「発生」の方を重視すると、戦略間違える可能性大ですね。
イケダハヤトさんのブログ「まだ東京で消耗しているの」より
この場合だと25万÷180万=13.8%ですね。
正直こんなに低い案件があるのかと驚きました。
アフィリエイターの出している利益っていくらなの?
アフィリエイターで自分が出した利益について言及している人は多いですが、アフィリエイターのやり方によってかかってくる経費が変わってくることをしっかり理解しておいた方が無難です。
個人でやっていても組織としてやっていても、やり方によっては経費がかなりかかってきますから、実際のところどのぐらい儲けているのかが分かりにくいのがアフィリエイトの世界ではよくあります。
アフィリエイトにかかる経費について
私のように完全に1人でアフィリエイトをやる場合は、アフィリエイトにかかる経費は「人件費」「ドメイン代」「サーバー代」となります。
今のところ私は副業でアフィリエイトをやっているので、人件費に関してはほぼ無視するとして、「ドメイン代」「サーバー代」はかかっています。
ドメイン代について
ドメイン代は所持しているドメインの個数によって変わってきますが、1ドメインで年間100円~800円程度です。10ドメイン所持していても年間8000円程度ですから、月額では700円程度と見込んでおけばいいでしょう。
サーバー代について
そして「サーバー代」です。私の利用しているサーバーはWordPressの運用に特化したレンタルサーバー『wpXレンタルサーバー』ですが、これは月額1000円となっています。
アフィリエイトを完全に1人でやる場合は、人件費を無視すれば、この「ドメイン代」「サーバー代」のみがかかってくる計算になりますから、月額2000円弱でアフィリエイトを始めることができます。
このお手軽さが多くの人がアフィリエイトに挑戦する原因です。
ただし、収益をしっかり出している(専業でも十分やっていける)アフィリエイターは全体の3.2%未満とも言われています。
ちょっと古いですが2014年の情報を共有している人がいましたから拝借します。
月に3万円以上の収入を稼ぐアフィリエイターの割合について、日本アフィリエイト協議会(JAO)が2014年に調査した内容を発表していました。
早速ですが、まずは結果を見てみましょう。
実際はもう少し稼いでいる人は多いのではないかと思います。というのも、恐らく稼いでいる人は自分が稼いでいるとあまり言いませんし、アンケートに応えるよりサイトの作成や更新に時間をかける方が理に適っていますからね。
でも、誰でも手軽に挑戦できるからこそ、しっかりと結果を出すのは難しいものとも言えると思います。
経費で一番大きいのは人件費
ちょっと話が逸れてしまったので経費の話に戻します。
アフィリエイターの使う経費で恐らく一番大きいのは人件費になっているはずです。つまり、組織が私のように1人の場合は1人分の人件費、組織が大きくなればそれだけ多くの人件費がかかってくることになります。
私が仮に専業でやるとしたら、月の確定報酬が30万を超えないとちょっと厳しいかなと思っています。単純に給料の額面30万程度は欲しいからというのが理由です。
また、微妙に人件費とは異なりますが、記事やウェブサイト作成を外注する場合にかかる費用も、主として人件費を基に計算されています。
ウェブサイト作成会社に依頼すると安くても30万以上のサイト作成見積もりがくるのも、サイト作成にかける人件費がかかってくるからです。
私が仕事で見積もり依頼した会社は100万の見積書を持ってきました。
なので、アフィリエイターの所有する組織が大きければ大きいほど人件費がかさんでくるということになります。
アフィリエイターのやり方よって経費は変わる|安易に金額を信じないこと
費用についてちょっと知っておけば、専業アフィリエイターの収益が「まあ普通じゃない?」と思えるのではないかと考えています。
というのも、専業アフィリエイターで法人化している場合などは、人件費にプラスして、事務所の家賃なども出てくるからです。
私はリアルの店舗を運営する会社を立ち上げからやりましたが、会社を2人で運営するだけでも、月間の経費は100万ぐらいかかりました。
つまり、人件費で50万~60万程度、家賃光熱費などで20万程度、その他雑費で10万程度です。
法人にした場合や専業でやる場合、1人でやるとしても最低月30万程度、事務所を借りるなら月50万程度は稼がないとそもそも事業として成立しません。
そういった考え方をすれば、月100万稼ぐアフィリエイターというのも、1人で外注などもなしでやってるなら儲かってると思えますが、2人以上でやってるならそれほど儲かっているわけではないということも分かってきます。
私が実際に会社を立ち上げて運用した経験から、法人なら粗利で月100万程度は最低レベルの話です。月400万ぐらい稼いでいるとなると結構いい数字なんじゃないかなと思いますけどね。
私の会社?月400万程度の粗利なら余裕で超えますよ。売上なら1億超えますし。
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「2015年8月アフィリエイト確定報酬まとめ。」
合計:1,848,452円 (前月比 143.01%)http://t.co/Ve3fXDTGFi
— さけ茶 (@sitotukuruyo) 2015年9月3日
本日、10月分のアフィリエイト報酬を集計。30ヶ月連続で確定報酬が100万円を超えたことを確認。いつ途切れてもおかしくないが、とにかく嬉しい。
— アフィリエイト執事 (@affibank) 2015年11月2日
上記2人の方々は確定報酬を公開していますが、これは純利益ではありません。粗利益です。
もう少し突っ込んだ言い方をすれば単純な売上とも言えます。
ここから人件費や固定費、変動費を支払いますから、これが本当に儲かっているのかどうかは支出の内訳を見ないといけません。
ただ、アフィリエイトは人件費や外注費ぐらいしかかかりませんし、費用を抑えようと思えば抑えられるという点から、かなり儲かっているんじゃないかなと思えます。
リアルの店舗などに比べればアフィリエイトはすごく効率がいいですし、完全実力主義とも言えるアフィリエイトの世界はやはり魅力的です。
私が言いたかったのは、対して役にも立たない情報商材などを売りつける時にこの手法がよく使われるので、売上額がいかに大きくても、利益が出ていなければ意味がない。ということです。
情報商材などを買わなくてもアフィリエイトはできますから、まずはやってみるという方がいいのではないかなと思っています。
情報商材を購入したり、有料サロンなどに入会するのは、半年ぐらいやってみて、自分の課題が見えてきたり、伸び悩んだりしてからでも十分だと思います。
私は情報商材などは一切購入せずにアフィリエイトを半年ぐらいやってみましたが、月額7万ぐらいまではなんとかやってこれました。10万の壁を超えるのにもう少し苦労しそうです。
少し伸び悩んできたので、イケダハヤトさんの有料サロン(現在は閉鎖)にも今月12月から入会して見識を広めることにしています。
自分のやり方とは少し違った部分もありますが、なかなか効果がありそうです。全く効果はありませんでした。
ウェブサイト作成でお小遣いを稼ぐならまずこちら
ウェブサイトの作成や運営で生計を立てるとまではいかなくても、お小遣い稼ぎ程度であればどんな人だって今ならできるようになっています。
とりあえずウェブサイトで稼ぐためにはアフィリエイトASPとレンタルサーバーが必要になるので、私がメインで利用しているアフィリエイトASPとレンタルサーバーを紹介しておきます。
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各種ASPに登録する際に一緒に登録しておきましょう。
公式サイト⇒グーグルアドセンス
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