管理人の小さい頃はそんな傾向もありましたが、今ではピアノもかなり安くかんたんに購入できるようになっています。
生のピアノは今でもそこそこの値段(50万円ぐらいかな…)しますが、生のピアノと同じように弾くことができるキーボードなら数万円で購入することができるようになっています。
私が幼少期からピアノをやっていたにも関わらず、社会人になってから自然と遠ざかってしまっていたピアノをまた始めようと思ったのも、昔なら考えられないくらい高性能な電子ピアノが安価で買えるようになったからです。
ピアノの練習を始めて3週間ほど経ち、以前の記事「【1日15分】ハノンを繰り返し弾くことでピアノの基礎力を上げることができる」で取り上げたハノンの1部(=20まで)は♪=100で弾けるようになりました。
とは言え、ミスタッチはありますし、リズムの乱れや音のつぶの乱れは当然あります。
ただ、基本の動きを体(指)が思い出すのもそう遠くはないという実感はあります。
一番技術の充実していたころの感覚になるまでには、あと半年から1年ほどかかるのではないかと思っています。色々弾きたい曲もあるのですが、基礎力の充実が先決です。
基本的にピアノ曲は徹底的に基礎練習をすれば、大抵の曲は弾けるようになるものです。
RPGで例えるならレベルを上げて物理で殴れば大抵の敵は倒せるといったところでしょうか。
ハノンはスライムのようなものですが、気長にレベルを上げていくのがいいと自分でも思っています。
ハノンを3週間ほど練習して感じること
2017年9月3日にツイッターを始め、それから昔習っていたピアノの練習を再開しました。
ハノンの練習が基礎練習に適しているのは知っていたので、まずは♪=80で練習をしました。
が、びっくりするぐらい指が動かなくなっていたので、基礎練習は3ヶ月程度かと思っていましたが、半年~1年ほどかけてやっていかなければいけないと今では感じています。
そんな管理人ですが、それでも3週間ほどハノンを続けて練習していれば、最初は♪=80でなければまともに弾けなかった曲も♪=100で弾けるようになってきます。
ハノンは♪=108でも弾けるようになるのが最終目標となっていますが、♪=100で弾ければ十分な基礎ができていると考えていいでしょう。
さて、ハノンでは1部に1~20までの練習曲があり、私が練習をしてみた感じでは、1~5が超基本的な指の動き、6~11が基本的な指の動きや苦手な指(3中指~5小指)の強化メニュー、12~20が総合的な指の動きを強化する基礎練習と考えています。
また、1~2、3~5、6~8、9~11、12~14、15~17、18~20で1まとまりの練習曲となるため、見開き2ページの楽譜ではどちらか1ページをコンビニなどでコピーするなどして、見開きで楽譜が見えるようにしておくのがいいでしょう。
中でも、特に多くの人が苦手とする動きをするのが6と12になると思います。
私は12だけは初見で弾くことがかなり困難で、練習曲なのにまともに弾けるようになるまで数回練習する羽目になりました。
ハノンの基礎練習はYouTubeでも公開しているので、私の下手な演奏でよければ参考にしてください。
ハノンの基礎練習で注意しておきたいところ
ハノンでピアノの基礎練習をする場合、できるだけ録音できる環境を整えておいた方がいいと思います。
ほとんどの方は曲を弾きながらそれが上手く引けているかどうかを判断できないので、ピアノを練習している姿をスマホで撮影したり、音だけでもPCを利用して録音したり、自分が練習で弾いた曲を簡単に聴ける環境を用意しておいた方がいいでしょう。
弾いている最中はある種のトランス状態になっているので、リズムがずれていたりしてもよほどおかしくなければ気づけなかったりします。ですが、録音をして聴き直せば、自分の演奏を客観的に振り返ることができるようになります。
関連記事「【基礎練習】ピアノの基礎練習や上達方法について分かりやすく解説」
ハノン練習曲1・2について
1・2の練習を♪=100で行っています。 1・2は特に基本中の基本とも言える動きになっています。
本当は1を2回、2を2回弾いてから1・2と連続で2回弾くつもりでしたが、最後につっかえてしまったのでそのまま終わっています。ちなみに、ハノンが推奨している練習回数は4回連続です。
ここでハノンが推奨している練習回数が4回である点について言及します。
動画のように1回や2回であればミスタッチをせずに曲を弾くことは比較的簡単です。
が、それでも4回連続でミスタッチをしないというのは実はかなり難易度の高いことなのです。
ハノンはスポーツで言うところのジョギングや筋トレなどの基礎練習です。
1回1回は大したことがないのですが、何回も続けて弾くと疲れが溜まってきます。
疲れるとミスもしやすくなるので、4回連続でミスタッチもなくハノンを弾くことができれば、その指の動きはマスターしたと言ってもいいでしょう。
ただ、いつ弾いてもミスなくできることが条件です。
ここまでの条件を満たすことができる人はピアノの上級者でもなかなかいないのが実情です。
基礎練習はそれだけ大切なのです。
また、♪=100や♪=108で弾けるようになったら、♪60や♪=80程度でゆっくり弾いてみるのもいい練習になります。
早く弾けるようになった曲をゆっくり弾くと、意外なほど悪い癖がついていたりします。
これは早めに取り除いておくに越したことはないので、一度やってみるといいでしょう。
ハノン練習曲3・4・5について
3・4・5の練習を♪=100で行っています。3・4・5と連続で弾いています。
本当は2回繰り返す予定だったのですが、比較的上手に5まで弾けたところで満足してしまったようです。
弾いている時には感じなかったのですが、後で録音を聴き返してみると、若干リズムや音のつぶに難があるように思います。
ピアノの弾き方にはどうしても癖が出てくるものですが、ハノンのように基本的な動きを練習すると、その癖がどのようなものか把握することもできます。
特に、ミスタッチの多い動きや苦手と感じる動きを重点的に練習するのがポイントです。
ハノンの1~5までの練習曲が超基本とも言える指の動きの練習になると私は考えています。
初心者の方は、まず1から始めて、5まで弾けるようになったら繰り返し練習するといいでしょう。
これだけでそれなりに弾ける曲が増えてきます。
ハノン練習曲6・7・8について
6・7・8の練習を♪=100で練習しています。続けて弾くのを2回繰り返しています。
1~5までは基本の動きだったのですが、6からは重点的に鍛える指が決まっている曲もあります。
6は小指、7は中指~小指、8は全部の指です。
練習を再開した影響か、6のリズムがマシになっているように思います。
ここまでの録音を続けてやっているため、段々疲れが出てくるようにもなっています。
6・7・8の中では比較的7が簡単な動きではないかと思います。
得意な動きや不得意な動きは人によって違うので、もしかしたら6や8の方が簡単と思う方がいるかもしれません。
ただ、3~5の指(中指~小指)の力は1~2の指(親指~人差し指)と比べて弱く、思い通りに動かすのも難しいはずなので、6や8の方を難しいと感じる方は多いでしょう。
6・7はそこそこできていますが、8の最初はで出しでいきなり転んでしまっています。
2回目の6では完全に指が絡まってしまい曲が止まってしまっています。
連続でこういった練習をしていると、そろそろ指が疲れてしまい、曲を弾くのが辛く感じるように頃です。
ハノンの練習はスポーツで言えばジョギングや筋トレに近いものです。
一つ一つの曲の難易度は大したことがなくても、連続で弾くと指の付け根や手首の辺りが痛くなることも多いでしょう。
その症状が出るうちは、まだまだ指が弱い証拠です。
ハノン練習曲9・10・11について
9・10・11の練習曲を♪=100で弾いています。続けて弾くのを1回だけやっています。
本当は2回繰り返す予定だったのですが、ミスタッチがあるとは言え、比較的うまくいったことに満足してしまったようです。
ここまでハノンの録音をひたすら行い、大体1時間ほどかかりました。
実際にピアノを弾いていた時間は45分ぐらいになると思います。
ハノンの基礎練習曲を徹底的に弾くと、大体45分~1時間ぐらいで1~20までの練習曲を弾くことができると思います。
もし録音して聴き返すとなると、1.5倍~2倍程度の時間がかかるのではないかと思います。
私の練習方法では、毎回録音をするのではなく、1~2週間に1回程度で録音をして、聴き返すようにしています。
今回は練習を始めてから3週間ほど経ってしまいましたが、それでも最初の頃の演奏より大分よくなっていると思います。
次の記事「【ピアノ基礎練習】ハノン練習曲(12~20番)では12番の難易度が段違い」はこちらです。
練習に利用しているピアノの紹介
私が練習に利用しているピアノは、数万円で購入できる電子ピアノです。一式揃えても5万~6万円あればお釣りが出るぐらいのものです。Amazonで購入すれば配達までやってもらえるので、お店で分からない楽器の情報を見比べるより時短になると思います。とにかく練習しないと上手くなれませんから、気に入ったピアノをすぐに購入してしまうことをおすすめします。