管理人の小さい頃はそんな傾向もありましたが、今ではピアノもかなり安くかんたんに購入できるようになっています。
生のピアノは今でもそこそこの値段(50万円ぐらいかな…)しますが、生のピアノと同じように弾くことができるキーボードなら数万円で購入することができるようになっています。
私が幼少期からピアノをやっていたにも関わらず、社会人になってから自然と遠ざかってしまっていたピアノをまた始めようと思ったのも、昔なら考えられないくらい高性能な電子ピアノが安価で買えるようになったからです。
楽器の練習は毎日行うのが通常です。1日練習をサボってしまうと、3日分技術が落ちるというのは、ピアノだけでなく楽器全般で言われていることです。
週に1回3時間の練習より、毎日20分練習した方が楽器の上達速度は早くなります。
とにかく少ない練習でも毎日続けることが重要なのです。
さて、まだ動画投稿の環境が整っていないので、動画の説明がないままにピアノの基礎練習について解説することになりますが、今回は練習にメトロノームを利用することのすすめについてです。
この記事をご覧の方には「【1日15分】ハノンを繰り返し弾くことでピアノの基礎力を上げることができる」もおすすめです。
メトロノームとは?
画像を見てもう分かってしまったと思いますが、メトロノームは一定のリズムで「チク、タク」と鳴る機械のことです。
画像は昔ながらのアナログメトロノームですが、最近では「ピッ、ピッ」と鳴る電子式のメトロノームも増えています。アナログ式に比べて場所を取らない電子式の方がメリットが大きいです。
「♪=120」ってどういう意味?
ピアノ曲だけでなく、クラシック音楽全般に言えることですが、曲の速さを1分間の拍数で表現します。
よく「♪=120」などの表現がされていますが、これが1分間に8分音符が120回のテンポとなります。
ポップスなどの歌謡曲ならそこまでアップテンポの曲ではありませんが、バラードほど遅いテンポでもないといったところでしょう。
曲によってテンポは違う
アップテンポの曲なら「♪=144」や「♪=180」ぐらいになることが多いでしょう。
バラードなどでは、「♪=70」や「♪=80」ぐらいで作られることが多いように思います。
大抵の楽譜にはテンポが記載されているので、その拍数にメトロノームを設定して練習するのがおすすめです。
関連記事:【音楽の基礎知識】演奏記号をはじめとした楽譜の読み方や楽器演奏の補助となる知識一覧
アップテンポの曲は1/2や2/3の速さで練習するのもおすすめ
アップテンポの曲を練習する場合、始めから元の速さで練習するのはあまりいい方法とは言えません。
むしろ、余計な癖がついてしまいやすいので、始めは無理せず1/2から2/3程度の速さで練習するといいでしょう。
半分のテンポで練習すると粗や癖に気付く
ちなみに、私はショパンの幻想即興曲を練習する時に、音のつぶをより揃えるために、よく半分の速さで練習していました。
速いテンポで弾いていると気付かない粗や癖に半分のテンポで弾いているとすぐに気付くことができます。
ゆっくり弾くという練習方法は思いの外有用なので、煮詰まっている時などはやってみるといいでしょう。
最終的にはメトロノームを止めて練習すること
メトロノームを利用した練習が大切なのは言うまでもありませんが、最終的にメトロノームを止めて自由に練習するようにしておくことも重要なことです。
メトロノームを利用した練習を続けていると正直息が詰まります。
それに、曲を豊かに表現しようと思ったら、どうしてもテンポを変えることも重要になってきます。
試験ではおすすめしないが表現でテンポを変えるのはアリ
試験などでテンポを変えるのはご法度ですが、表現としてテンポを変えることはアリだと私は考えています。
リズムキープは基本的なことですが、曲の盛り上がりに合わせて気分が高揚してくるのを抑えていい表現ができるとも考えずらいものです。
1日に1回ぐらいは、メトロノームなしで曲を通して弾いておくと、練習が嫌になってしまうリスクも下げられるのでおすすめです。
この記事をご覧の方には「【基礎練習】ピアノの基礎練習や上達方法について分かりやすく解説」も参考になります。
練習に利用しているピアノの紹介
私が練習に利用しているピアノは、数万円で購入できる電子ピアノです。一式揃えても5万~6万円あればお釣りが出るぐらいのものです。Amazonで購入すれば配達までやってもらえるので、お店で分からない楽器の情報を見比べるより時短になると思います。とにかく練習しないと上手くなれませんから、気に入ったピアノをすぐに購入してしまうことをおすすめします。