【神姫ツイ民板discord】フレンド・ユニオンの垣根を越えて気軽に助け合える場所【PR】

【強弱記号】クレッシェンド・ピアノ・フォルテなどの演奏記号を説明します

質問・疑問・なぜ音楽の基礎知識
この記事は約4分で読めます。
この記事を書いた人
ひろきち

YouTubeやニコニコ動画のゲーム実況が好きです。 牛沢さん、おやつさんを視聴しています。 最近は鬼滅の刃や本好きの下剋上にハマってます。

ひろきちをフォローする

楽器の”ピアノ”の正式名称は”ピアノフォルテ”というのはご存知でしたか?

音楽室でも見たことのあるバッハなどの時代には、今の”ピアノ”はまだありませんでした。

代わりに”チェンバロ”という、ギターの大きいやつみたいな楽器でした。

”チェンバロ”は長音が出せないのが特徴で、爪で弾いて音を出す仕組みの関係で、音に強弱をつけたり、トリルを行うのも不可能でした。

当時、長音を出すには”オルガン”を使うしかなく、バッハの時代ではパイプオルガンがメインでした。また、この時代にトリルという装飾表現はまだ存在していませんでした。

モーツァルトが活躍する時代に移ると、弦を叩いて音を出す”ピアノフォルテ”が発明されます。

これは「ピアノ=弱い音」も、「フォルテ=強い音」も出せるという意味で、当時の楽器としては画期的なことでした。また、トリルやターンといった装飾表現が多用されるようになったのも”ピアノ”が発明されてからのことです。

”チェンバロ”でも速度表現はできましたが、強弱表現や装飾表現ができたのは”ピアノ”だけです。

当時活躍したモーツァルトの楽曲に強弱表現や装飾表現が多いのも、進歩的な表現方法だったからという理由も大きいのです。

前置きが長くなりましたが、クラシックピアノの表現で、強弱表現や装飾表現が好まれる背景も知ってもおうと思いました。

ここでは強弱記号について説明します。

演奏記号には他にも、速度記号反復記号、装飾記号、発想記号があります。

この記事をご覧の方には「【音楽の基礎知識】演奏記号をはじめとした楽譜の読み方や楽器演奏の補助となる知識一覧」も参考になります。

【音楽の基礎知識】演奏記号をはじめとした楽譜の読み方や楽器演奏の補助となる知識一覧
ピアノ演奏だけでなく、楽譜を読むのに必要となる基礎知識について解説します。 主にピアノの楽譜を読むために必要となる、「速度記号」「強弱記号」「発想記号」などについて紹介します。

スポンサーリンク

強弱記号とその意味について

強弱記号には、一音だけ強く弾くアクセントから、段々強くするクレッシェンド、弱くするデクレッシェンド(またはディミヌエンド)が利用されることが多いです。

ピアノ(p)やフォルテ(f)はクレッシェンドやデクレッシェンドの前や後であったり、小節の前後など、強弱が変わる場所に記載されるのが普通です。

また、ppppやffffのように冗談ではないかと思われるような記号があるのも特徴です。最大で6つの利用が確認されているそうです。

強弱記号一覧

表記読み意味備考
accentアクセント強く(強調して)1音に>で表記される
ことも多い
crescendoクレッシェンド段々強く<で表記される
ことも多い
decrescendoデクレッシェンド段々弱く>で表記される
ことも多い
diminuendo
dim
ディミヌエンド段々弱く>で表記される
ことも多い
piano
p
ピアノ弱く
pianissimo
pp
ピアニッシモすごく弱く
mezzo piano
mp
メゾピアノ少し弱く
forte
f
フォルテ強く
fortissimo
ff
フォルティッシモすごく強く
mezzo forte
mf
メゾフォルテ少し強く
pianississimo
ppp
ピアニッシッシモとても弱く表現のイメージ
的な意味が強い
pianissississimo
pppp
ピアニッシッシッシモめちゃくちゃ弱く表現のイメージ
的な意味が強い
fortississimo
fff
フォルティッシッシモとても強く表現のイメージ
的な意味が強い
fortissississimo
ffff
フォルティッシッシッシモめちゃくちゃ強く表現のイメージ
的な意味が強い

関連記事「【基礎練習】ピアノの基礎練習や上達方法について分かりやすく解説

【基礎練習】ピアノの基礎練習や上達方法について分かりやすく解説
ピアノを弾けるようになるために必要な基礎練習について解説します。 私は幼少期にクラシックピアノを習っていたので、その時に先生に言われていたことや、上達するために自分で工夫をした効果的な練習方法などを紹介します。

補助表現について

クレッシェンドやデクレッシェンド(ディミヌエンド)の前に、補助表現が用いられることがあります。

大抵はpocoやpoco a pocoで、1小節以上の長い間隔で強弱の表現をしたい時や、章や曲の終わりに使われることが多いです。

補助表現一覧と使用例

表記読み意味備考
moltoモルトとても
pocoポコ少し
poco a pocoポコアポコ少しずつpoco a poco cre
(少しずつ強く)
poco a poco rit
(少しずつゆっくり)など

関連記事「【弾いてみた】FF・ロマサガ・クロトリ・ルパン・クラシック・ポップスに挑戦

【弾いてみた】FF・ロマサガ・クロトリ・ルパン・クラシック・ポップスに挑戦
FF・ロマサガ・クロトリなどのGAME曲から、ルパン三世のテーマ、エリーゼのためになどのクラシック、コブクロや木村カエラなどのポップスに挑戦しました。

参考:Wikipedia-演奏記号
楽典-強弱

練習に利用しているピアノの紹介

私が練習に利用しているピアノは、数万円で購入できる電子ピアノです。一式揃えても5万~6万円あればお釣りが出るぐらいのものです。Amazonで購入すれば配達までやってもらえるので、お店で分からない楽器の情報を見比べるより時短になると思います。
とにかく練習しないと上手くなれませんから、気に入ったピアノをすぐに購入してしまうことをおすすめします。

KORG 電子ピアノ LP-180-BK 88鍵

KORG コルグ 電子ピアノ LP180 88鍵 ブラック 黒 譜面立てとペダルが付属
KORG(コルグ)
¥52,800(2023/11/28 18:10時点)
アコースティック・ピアノタッチを再現したナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション鍵盤。
電子ピアノの中でも4万円~5万円ほどで購入できるおすすめのピアノです。当サイトで紹介している曲は全てこのピアノで演奏しています。

KORG ピアノ椅子 JS-SB100BK

KORGのピアノ椅子」より値段が張りますが、スタンダードなピアノ練習用の椅子ならこれでしょう。KORGのピアノ椅子は部品がすぐ取れたりして若干ストレスもありましたが、この椅子ならそんなことはありません。私も利用しています。

M-Audio USB MIDIキーボード 88鍵

KORG 電子ピアノ LP-180-BK 88鍵 ブラック」より安価なピアノで88鍵のものはこちらになります。MIDIキーボードなので、作曲などを行う方向けになりますが、練習用のピアノとしても利用できます。

KORG IN-EARMETRONOME イン・イヤー・メトロノーム

最近ではイヤフォンのように耳に直接つけるメトロノームが売られています。KORGのイン・イヤーメトロノームは安価で多機能な商品なのでおすすめです。
タイトルとURLをコピーしました