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資産形成にはとにかく時間が必要です。私は30代になってから資産の構築に挑戦していますが、資産形成は早く始めればそれだけ効果が出るものです。
”資産形成勉強会”は『20代の頃に私が知っておきたかった資産形成に関すること』をメインの題材にしています。色々な方向から資産形成についてアプローチし、みなさんに役立つ情報が提供できれば幸いです。
株式投資はギャンブルではなく投資なので、根拠のある取引をしなければ確実に利益につなげることは難しいものです。
しかし初心者の中には、運任せで適当に取引をして損失が出てしまったり、どんなふうに取引すれば良いのか、そのタイミングがつかめずに損失が出てしまうケースが少なくありません。
株式投資で一回も失敗したことがない人はほとんどおらず、皆失敗を繰り返しながら少しずつ勉強してスキルや経験値をアップしていくわけです。
が、失敗するリスクを小さくするためには、チャートの見方を勉強して取引のタイミングを理解したり、株価の変動に影響を与えるようなニュースや時事についてもできるだけ詳しくなっておくことが必要かもしれませんね。
この記事をご覧の方には「個別株に投資するならリスク分散に5銘柄以上の購入を推奨します」も参考になります。
株式投資で失敗しやすいのは初心者に多い
株式投資は、宝くじやパチンコのように、その人の運によってお金儲けができるギャンブルではありません。
それぞれの企業の経営状態や資産管理状況など数えきれないほどたくさんの要素がその企業の株価を決定していて、その株価の変動によって利益を出そうという投資商品です。
初心者でも、その点を心得て根拠のある取引を心がけている人はたくさんいますが、取引をする際に「なんとなく」買ったり売ったりしてしまう人も少なからずいて、その結果として損失が出てしまうことが多いものです。
最初から天才的な感性や勘で最初から利益を出せる人はゼロではありませんが、多くの投資家は、初心者の頃に何回も失敗を繰り返し、そこから学んで根気よく投資を続けるというスタンスが多いですね。
株式投資をする際には、根拠のある買い方をする事が前提となります。
その企業についての背景はそれほど詳しくなくても、株価の変動を示すチャートの見方を知っていれば、今後の株価の変動を予測しやすくなるので、利益につなげやすくなりますよね。
初心者ができるだけ賢い株取引をするなら、こうしたチャートの見方やEAなどについても詳しく理解しておくのが良いでしょう。
株取引の初心者はまた、利益を出すことばかりを考える傾向にあり、損失を最小限に抑える損切と真剣に向き合っていないことが多いものです。これも初心者が犯しやすい失敗と言えるでしょう。
短期保有・デイトレード
株式投資の中でも人気が高い短期保有やデイトレードは、株価を購入してポジションをとってから売却するまでの期間が短いという特徴を持つ取引方法です。
デイトレードはその日の株式市場がスタートしてからクローズするまでの間に売買取引を行って、クローズ時には手持ちのポジションがないという状態にするのが特徴で、短期保有の場合にはデイトレードのように即日完結取引というわけではなくても、数日間という短期間でポジションを手放すという特徴があります。
初心者がこれらの株取引で失敗しやすい理由はいろいろあります。まず1つ目は、短期保有やデイトレードをすると、利益を出せるチャンスが多くなると思い込んでしまい、リスクも高くなる点を見落としてしまう点があげられます。
1日中ずっと株価が上昇し続けているのなら、デイトレードで利益を出せるチャンスはたくさんありますが、株価は上がることもあれば下がることもあるわけです。
株価が思うように変動しない時には、ポジションを手放したくても手放せない状況に陥ってしまいます。
また、短期保有やデイトレードをしても、長期保有をしても、株取引の際にかかるコストは取引の回数ごとに決まります。短期間で取引の回数が多ければ、それだけ手数料が多くかかることになり、コスト面では割高になってしまいます。
デイトレだから小さな利益をコツコツ積み上げようと考えていても、気が付いたら手数料に利益が食い尽くされてしまうこともあるのです。
天井で購入してしまう
初心者が株式投資で陥りやすい罠には、株式を購入してポジションをとる際に、株価の変動をよくチェックせずに天井で購入してしまうというケースが多くあります。
株価の変動をチェックしたつもりでも、実際にはその日の変動しか見ていなかったり、過去数週間分しかチェックしていないということは多いものです。
その株価が天井か底値なのかを見るためには、過去数年分の大きな株価の流れを把握したうえで、買い時なのかそうでないのかを決めなければいけません。
長い株価変動の波の中で底値に近い株価で取引されている銘柄を選ぶことは、とても賢明な買い方と言えるでしょう。
しかし、長い波の中で底値なら、株価が上昇するのもまた長い波の中で将来的に発生することが予想されるので、デイトレードのように今日中にまとまった利益を出したいと考えている投資家にとっては、イライラする原因となってしまいます。
もしも天井で購入してしまった場合、それ以上に上昇する可能性はもちろんゼロではありませんが、下降して損失がどんどん大きくなってしまう可能性はあります。
その場合、損失を最小限に抑えるために損切りをするのか、それとも株価が再び上昇して利益をもたらしてくれるまで待ち続けるのか、いろいろな対応方法があります。
初心者に限らず、株式投資をする際には、損失が出た場合の対処法についても理解した上でポジションを持つことが大切ですね。
購入・売却のタイミングを誤る
株式投資で利益を出すメカニズムは、できるだけ低い株価でポジションを取り、高めの株価でポジションを手放すという作業が必要です。
しかし、株価は常に変動していますし、誰にも予想することができないため、確実に利益が出るタイミングというのは誰にも分りません。
しかし、株価チャートの動きなどから、今後の価格が上昇するか下降するのかを予測することは可能ですし、ベテラン投資家の多くは、チャートを見ながら取引のタイミングを模索しています。
初心者だと、チャートを読むスキルや経験がそれほど高くないため、購入や売却のタイミングを誤ってしまい、結果的に損失になってしまうことは多いですね。
株式投資はギャンブルのように運任せではなく、根拠のある取引をすることが必要です。こんな要素があるから今後の株価は上がるはずだという確信を持っていれば、微妙な株価変動にとらわれることなく、利益に結びつけやすくなるのではないでしょうか。
そのためには、普段から日経新聞などでどんな企業がどんな動きをしていて、株価にどんな影響を与えているのかを自分なりに勉強したり、取引システムにおけるチャートの見方やEAについても勉強して、知識を多くする努力が必要となります。
株式取引システムの中には、プロの買い方と同じ比率でポジションを取ることができる機能が搭載されているシステムがあります。初心者なら、そうした機能を上手く活用しながら経験値を高めるのも良い方法でしょう。
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