労働集約型の企業にいる限り給与が上がらない理由

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  1. 日本の企業の労働環境をよりよくするための情報を提供する
  2. 日本の労働市場の流動化を促進する
  3. 日本の労働観「大企業に就職すれば幸せである」以外の価値観を提供する
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仕事の効率化が叫ばれていますが、いくら技術が向上しAIが進化しても、どうしても人がやらなければいけない仕事もあると思います。

ただ、段々人がやらなければならない仕事というものが少なくなっていくであろうことも容易に予想できます。

技術の向上やAIの進化を最も身近に感じられるのがロボットや自動運転技術だと思います。

最近では自動運転で高速道路を走る実証試験が成功したようで、運送業などにもAIが乗りこんでくる日もそう近くはないでしょう。

今回は、労働集約型の企業にいる限り給与が上がらない理由についてお伝えします。

このページをご覧の方には「接客業に未来はない!!今すぐ転職先を探すべき6つの理由」も参考になります。

接客業に未来はない!!今すぐ転職先を探すべき6つの理由
今後5年から10年で接客業へのAIの導入や無人店舗の導入などが加速度的に進むことが予想されます。まだ大丈夫だろうと多くの方が油断している今のうちでしか、好条件での転職が難しくなる時代がやってきます。 今回は、接客業に未来がなく、今すぐ転職先を探すべき6つの理由についてお知らせします。
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労働集約型の働き方は儲からない

労働集約型の働き方について簡単に説明しておきます。

労働集約型の働き方とは、業務の性質上どうしても人手が必要になり、チームがある程度の規模になる労働のことを言います。

分かりやすく実際の仕事内容をお伝えすると、接客・販売業や飲食店、運送業が労働集約型の働き方であり、しばしばブラック企業や違法労働が問題になっている業界でもあります。

労働集約型企業がブラック労働になりやすい理由

それもそのはずで、労働集約型の働き方は、事業を営む経営者側からすれば、需要がある程度見込め、事業としての安定感があるため大変魅力的です。

ただし、被雇用者側からすれば、業務内容は誰でもできることですし、収入の最大値はある程度決まっていて魅力のない仕事となります。

労働集約型企業は経営者にとっては魅力的

ちなみに、労働集約型の働き方が儲からないのは被雇用者側に立った意見であり、経営者であり雇用者側からすれば、一定の需要が見込めかつ参入障壁も低いため、魅力的と考える人もいるでしょう。

ただ、仕事内容は誰でもできることを大人数でやることによるサービス提供なので、特殊なスキルが身につくわけでもなく、働いた時間に応じて成果も決まってくるため細かい改善以外で業務に工夫の余地もないのがデメリットです。

そして、特殊なスキルを必要としない働き方である限り、ある程度の収入で頭打ちになることは分かり切っています。これが労働集約型の働き方が儲からない理由です。

関連記事「【就活中の学生必見】ブラック企業の見分け方と労働条件で把握しておくポイント

【就活中の学生必見】ブラック企業の見分け方と労働条件で把握しておくポイント
終身雇用制度が崩壊している現代においても、未だに新卒カードは貴重な一枚です。 大卒の方にとっては一生に一度しかない新卒カードを切って就職するのですから、少しでもいい企業に入りたいと考えるのは当然だと思います。

日本的な価値観や道徳観がある限り効率的な働き方は絶望的

もう1つ労働集約型の働き方に問題があるとすれば、日本的な価値観や道徳観、倫理観がある以上、効率的な働き方にするために何年もの時間をかけなければならない点です。

現時点では崩壊している終身雇用制度のメリットとデメリットについて
終身雇用制度、今では形骸化していることは誰の目にも明らかですが、一向になくなる気配を見せることがありません。それなら、終身雇用制度にはなくしてはいけないほどのメリットがあるのでしょうか?今回は現時点では崩壊している終身雇用制度のメリットとデメリットについて考えます。

例えば接客業であれば、レジ打ちなどは座ってやればいいのですが、「お客様のお相手をするのに座っていては失礼だ」などという謎理論により、レジ打ちを立ってやるお店が多いです。

日本の”礼儀”が非効率を招く

実際にやってみると分かると思いますが、2時間も立ちっぱなしでいればよほど体力に自信のある方以外は疲れるので、勤務時間中いつでもにこやかな対応をするというのはそもそも無理な話だと私は思います。

日本的な考え方はある意味世界でも珍しいもので、結果より過程を重視する価値観が強いです。そのため、レジ打ちをして会計をする結果よりも、レジ打ちをしている最中の立ち居振る舞いや会計をする際の礼儀正しさなどに重点を置いている方が非常に多いです。

”礼儀”や”振る舞い”は結果より過程を重視する

だったらもっと給料上げてよとなるのが自然な流れなのですが、生来我慢強い民族性のためか、ある程度(海外から見れば異常なレベル)までは我慢してしまうため、労働生産性がどんどん下がってしまうという悪循環に陥っています。

つい最近の会社の勤務中の休み時間にノンアルコール飲料を飲んで謹慎になった社員が話題になりましたが、結果より過程を重視する国民性がここでも表れています。

結果より過程が重視されているのですから、効率よく働くという概念が全くないことになります。

こんな状況で労働生産性を上げて効率よく働こうとすることはまず不可能です。

関連記事「もう日本企業に勤めても幸せになれないかも知れない

もう日本企業に勤めても幸せになれないかも知れない

私自身、外資で働くという答えは出しませんでしたが、今の日本企業で働いていても幸せになれないとは強く感じています。結局、フリーランスを選ぶことにしましたが、この選択ができたのも妻が出産後も仕事を続けやすい職種だったことは大きいです。妻には感謝してもしきれません。

今回は、私が職務経験を通じて感じた日本企業への絶望感を紹介します。もう日本企業で働いても幸せにはなれないかもしれません。

AIや技術の進歩で誰でもできる仕事は駆逐される

日本にある労働集約型の企業で、組織的な労働環境の改善が進むことはまずあり得ないと私は考えています。しかし、そんな事情は関係なくどんどんAIや技術は進歩していきます。

最近ではスーパーでもセルフレジが設置されている店舗が珍しくなくなってきています。セルフレジにも担当の店員がいますが、1人で4つ~8つ程度のレジを見ることができるのですから、人件費を1/4にすることができます。

無人店舗の「Amazon Go」が出現

Amazonは関係企業と協力してレジがない実店舗の導入試験等も進めているようです。こうなってしまうと店員は品出しする係りが1人いればよく、深夜は無人でも会計が可能になるかもしれません。

レジの機能がどんどん進歩しているため、飲食業でもメニューをタブレットで見てそのまま注文する形式が増えています。ウエイターやウエイトレスがほとんど必要なくなる日も近いでしょう。

AIの進化で運転手すら不要に!?

運送なら自動運転技術が進むことで運転手が不要になる未来がすぐ近くまできています。

一度安全性などの問題をクリアすればどんどん普及が進むことでしょう。

荷上げや荷降ろしなどもAmazonなど物流超大手では機械化がどんどん進んでいます。

完全自動化になる日もそう近くないぐらい、恐らく技術的には既に可能なレベルまで達していると考えられます。

AIや技術が進歩することで誰でもできる仕事はどんどん駆逐されていくのです。

関連記事「【就活生向け】大企業と中小企業で働くメリットとデメリットについて

【就活生向け】大企業と中小企業で働くメリットとデメリットについて
親兄弟という身近な存在は大企業に勤めていて、私自身は中小企業、ベンチャー企業、起業と企業規模が段々小さくなるというキャリアを経ています。 なので、大企業しか知らない人よりも、中小企業しかしらない人よりも大企業と中小企業のメリットとデメリットについてお伝えできると思います。

飲食・販売・運送の末端社員は生き残りが難しい

AIや技術の例で紹介した飲食、販売、運送のアルバイトやパート、末端の社員の立ち位置のままでは、今後生き残っていくのはかなり難しくなることでしょう。

各業務の経験そのものが無駄になるわけではなく、AIや技術のデータベースとして知識や経験を提供する側に回るという選択肢もあると思います。

また、各業務でも特殊な技能が必要なものであれば、AIや技術による自動化もかなり難しく、もしかしたら機械技術による自動化のできない部分があるかもしれません。

楽で低い給料と激務で高い給料に2分化される

つまり、60%程度の成果でいいとする代わりに少ない報酬に甘んじるか、120%程の力を注ぎ、誰にも負けないような差別化を図るかのどちらかになっていくと予想できます。

今後先細りする業界という点では間違いないので、早めに業種の転向など考えておくことをおすすめします。特に若い方なら技術者への転向なども比較的簡単にできます。

関連記事「リクルートエージェントを利用した転職活動の記録(30代・3回目の転職)

リクルートエージェントを利用した転職活動の記録(30代・3回目の転職)
2018年から自営業者としてWEBマーケティング事業を行っていました。 しかし、2019年3月13日、同年6月4日のGoogleコアアルゴリズムアップデートにより、サイト収益が1/4~1/3程度まで落ち込む見込みとなってしまいました。 特別自営業やWEBマーケティングに思い入れがあったわけでもないので、転職活動をして再就職することを決めました。 転職活動はリクルートエージェント1社で行い、登録はリクナビNEXTを経由して行いました。 転職活動期間は2019年6月10日頃~2019年7月20日頃までで、1ヶ月と10日程度の活動期間とりました。 今回の転職活動を通じて得られた知見を、忘れないうちに公開しておきます。
・在籍中に転職活動を始めた方がいい理由 ・職歴と転職可能な企業の選定方法 ・複数の転職サイトに登録するメリットと必要性 ・労働条件(給与・休日・残業など)の見極め方 ・自身のキャリアプランの考え方

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オススメ

私が会社員のメリットを十分に理解しながら、最終的には独立という選択肢を採ったのも、仕事と報酬について考えた結果、独立した方が得であると判断したからです。

「会社の大きさ≠収入の多さ」になった

昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。

なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。

ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。

会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。

より不確実な社会になった

一生同じ会社で働くつもりの人も、将来独立しようと考えている人も、転職や起業という選択肢を全く無視することはできない時代です。

もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれませんし、ある日突然リストラされることになるかもしれません。

どんなにその会社が好きであっても、転職や独立の可能性を視野に入れながら行動するクレバーさが求められています。

自分の給料が適正かどうかを調べる最も簡単な方法として、転職サイトに登録して他の会社からどのようなオファーがあるか見てみるというのがあります。

転職サイトに登録して相場感を養うのも1つの方法

外の世界を知るという目的だけでも転職サイトに登録をする価値は十分にあると私は考えます。

登録するなら、大手のリクルートキャリアワークポートが業種を問わず転職先を探すことができるのでおすすめです。

現状に不満がある方は、手っ取り早く転職するのも一つの方法です。
もし、まだ転職するつもりがなかったとしても、リクナビNEXT に登録しておくだけで、自分の市場価値を知ることができます。

特に社会人としての経験もある方はエージェント形式の転職サービスを利用するといいでしょう。

この記事をご覧の方には「35歳までに2回の転職をおすすめする理由」も参考になります。

35歳までに2回の転職をおすすめする理由
転職エージェントの話では30代前半までが転職市場では価値があると言われたので、大体33歳ぐらいが目途になると思います。ただ、35歳ぐらいまでならギリギリ転職も可能と考え、今回の表題にしています。

この記事をご覧の方には「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」も参考になります。

仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない
社会人の方なら一度は聞いたことがある台詞の1つに「仕事でやっているのだから我慢しろ」などという意味不明なお叱り、提言があります。 かくいう私もよく同僚から言われるのですが、たかが金もうけの手段にすぎない仕事に対してなぜこちらが我慢をしなければいけないのか意味が分かりません。
ひろきち

YouTubeのゲーム実況が好きです。 牛沢さんの動画をよく視聴しています。

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ひろきち

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