みなさんも1度は「お金さえあれば」と思ってしまったことがあるでしょう。
しかし、○○さえあればという発想は、実は非常に危険なのです。
もし、今あなたが「もっとお金があれば幸せなのに」と思ってしまっている場合、もしかしたら一生幸せを感じることはないかもしれません。それだけ危険な考えなのです。
確かに、お金があれば幸せを感じる機会や可能性は増えることになりますが、「○○さえあれば」ではなく「○○にこしたことはない」というものです。
今「お金さえあれば」と考えている方は、きっとそのお金を稼いだり、臨時収入として得たとしても、また自分に足りないものを見つけてしまうだけです。
人生で大切なのは今この時を大切に過ごすことです。日々を摘むという表現をすることもあります。
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自分が子どもだったころを思い出してみてください。
特別なことが何もなくても毎日楽しかったのではないでしょうか?
毎日好きなことをするのが楽しく、友達とたっぷり遊んでから家に帰ると美味しいご飯がある。
こんな特別なことなんて何もない毎日でも、楽しく幸せに過ごせていたのではないでしょうか?
大人になってからも幸せに過ごしている人は、趣味や遊びを楽しんでいて、人間関係に大きなストレスもなく、食事など日々の出来事を楽しんでいる方が多いように感じられます。
こういった方たちは決して全員が社会的な成功を収めているというわけではないのがポイントです。
お金があるかないかと本人が幸せを感じているかどうかは別の問題と考えてもいいのです。ただし、お金があった方が幸せを感じやすいというのもまた事実です。
つまりお金はあるにこしたことはないということですね。
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もう一度子どもの特徴を思い出してみましょう。
子どもは他人からどう思われるかということをあまり気にしていません。
ただ、自分がその時に楽しいと思ったことをするのです。
人目もはばからずに急に踊りだしたり、歌いだしたりする子どもを見ることも多いですが、大人で同じようなことをする人はいません。
他にも、子どもはちょっとした工夫ですぐ遊びを作ってしまいます。
よくあるのが横断歩道を渡る時に、白線だけを通るようにするゲームにしてしまうことです。
こういった例で見ると分かるのは、子どもは遊びの天才だということです。
同時に大人と違って自分の気持ちに正直に生きています。
この特徴が大人になっても幸せを感じているかどうかの違いになるのではないでしょうか?
たまに見かける大人げないと言われる大人たちは、周りの人は大変そうにしていることもありますが、本人たちはいたって楽しそうに過ごしています。
社会的に成功しているような人でも、本人は権力を笠に着ることもなく非常にチャーミングな方であることが多いようにも思います。
子ども心を忘れない、変に大人になろうとしない方がより日々の出来事に楽しみを見つけやすいのではないでしょうか?
幸せを感じるのはお金の多寡ではなく、毎日を楽しく過ごせているかどうかなのです。
お金があった方が楽しく過ごせる確率は上がると思いますが、決してお金だけが条件ではないということも分かるでしょう。
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何かと日本で暮らしている人たちに対して、悲観的な意見を述べる方がいるように思いますが、一部欠点はあるものの、世界的に見てもかなり幸福度が高い環境で生活していると思います。
まず、夜中に女性が1人で歩いていても全く問題ないというのは、世界広しと言えど、未だに日本だけの特徴です。
稀に海外旅行などで、つい日本で暮らしている時と同じように女性が1人で外出してしまい、無事だったものの失笑を買うことがあります。
ただ、こんな間違いが起こせることは世界一安全な国に暮らしているからこそです。
こういった特徴がある国で暮らしている分、危機管理能力にやや難がある人も多く、世間知らずと笑われることはあっても、自国の安全性が高いことは誇っていいことです。
また、格差が広がっているとは言え、日本で暮らす人はホームレスの人ですら割と衛生的です。
余所者に対して警戒心が強いため、他人の施しを受けにくいことがあるかもしれませんが、そう簡単に死んでしまうこともないのは事実です。
先の東日本大震災の際には、日本人が緊急時にも関わらず、しっかりと列を作って並んでいることが海外から称賛されていたことをご存知でしょうか?
恐らく、日本で暮らしている人たちは「そんなこと当たり前じゃん」なんて言うと思いますが、これは世界各国から褒め称えられるレベルのモラルの高さなのです。
そして、日本は異国の文化にも寛容なふしがあります。
もともと地理的に外国人が訪れることの少なかった日本では、民族的な独立が長い間保たれていました。
外国人に対する偏見や差別は、他国に比べるとやや強い方かもしれません。
白人や黒人ですら未だに日本で会うのは珍しいので、人権的な面から居づらさを感じる人が全くいないわけではないでしょう。
ただ、異国の文化に関しては非常に寛容です。
日本人はお盆に先祖をお迎えしたと思ったらハロウィンも楽しみ、クリスマスを祝ったと思ったら、年明けに初詣に行き、鏡開きをしたと思ったらバレンタインも楽しんでいます。
こんな風に異国の文化まで自国に取り込んでいける寛容さは日本ならではだと私は思っています。
諸外国では自国の文化と異国の文化を明確に区別している節がありますが、日本では今やクリスマスの方が天皇誕生日より認知度が高いのではないかというぐらい異国の文化が浸透しています。
異教徒とあらばすぐに争いの種になってしまう国もあることを考えれば、これだけでも非常に幸せな国ではないかと思ってしまいます。
日本に対しての悲観論は国内でもかなり聞こえてきますが、意外と外国では楽観論も多く聞かれるそうです。これは私も意外に思いました。
特に日本ではこれから超高齢化社会がやってきますし、人口もすごいスピードで減ってしまいます。
経済的にもかなりのダメージを受けることが予想されますし、財源の関係から多くの社会保障が立ち行かなくなることも明白です。
こんな日本では悲観論が比較的多くなるのもうなずけますが、外国人の方の中には、今後の日本は超高齢化社会を迎えることでロボットの利用と開発に注力するようになり、ロボット文化の先鋒として世界に名高いロボット国家になるという予想をしている人すらいるようです。
確かに、日本人はロボットに対して特に拒否感を示さない民族ですから、介護や医療などの分野でのロボット技術の開発や実施は特別なことをしなくても進んでいくように思います。
どちらかと言えば、ロボット技術はエロ方面での進化が日本では進みそうではありますが、こういう文化の発信地としても発展することがあるかもしれません。
ドールやVRへのこだわりすごいですよね。他の国とはレベルが違うと思います。
さて、ここまでお金さえあれば幸せという考えが危険ということと、今の日本に対してだって好意的な見方ができることについてお伝えしてきました。
私が日本で悪いと思ってしまうのは組織になった時の弱さではないかと思います。
会社が代表的な例ですが、PTAなどの集団活動もやけに欠点が目立つ組織運営になっているように思います。
日本で組織の運営が苦手とされていることは誰もが自覚していることだと思います。
その理由も意見の表明に消極的であることと無関係ではないと思います。
今後社会が大きく変わることが予想されます。急激な変化に対応するのは誰だって大変です。
その前に少しずつ普段の習慣を変えるなどしながら軟着陸できる体制になっていたいものです。
日本人が会社組織の運営を苦手としている原因の一つに労働市場の固定化が挙げられます。
労働市場の流動化を促進することが、最も簡単に社会の労働環境をよくすることができます。
関連記事「現時点では崩壊している終身雇用制度のメリットとデメリットについて」
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昔は、仕事をするならある程度の規模の組織であることの方が有利でした。
なので、多少損であっても会社員として働いた方が結果として得でした。
ですが、今では組織の大小が必ずしも成果に直結しなくなってきています。
会社組織の運営や、そのあり方について、もう一度よく考えなければいけない時代になっているのかもしれません。
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この記事をご覧の方には「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」も参考になります。
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