職場でアラフォーやアラフィフ世代の方々と接していると、よく「趣味は何?」といった話題を振られると思います。
こういった場合に、馬鹿正直に自分の趣味である“ゲーム”などと言えば、すぐさま「もっと読書など役に立つ趣味をしたらどうかね?」なんて言われることは間違いありません。
ゲームでいうところの負けが決まったイベント戦闘なので、実際の趣味とは別の楽器演奏や音楽鑑賞、映画鑑賞などの、無難な趣味を一つ用意しておくのもいいでしょう。
私は読書が趣味の一つなので、楽器演奏やゲームなどより、話題を広げやすい読書で答えることにしています。
特に中高年の方には、ゲームやアニメが趣味として成立すると思っていない節があります。
今やプロゲーマーやYouTuberすらいる時代なのに、彼らは全く時代についていけてないようにすら思えます。
今回は、読書などを高尚な趣味としたがる方の鼻っ柱を折るために、役に立つ趣味などないことをお伝えしようと思います。
ただ、ここの意見をそのまま職場で言っても、浮いてしまうだけなので気を付けてください。
誤解のないように先にお伝えしておきますが、私自身は読書を趣味としています。ハリー・ポッター
「成功の法則」のような自己啓発本やビジネス書も嗜みますが、自分が好きで読んでいるだけなので、他の人に無理に勧めようとまでは思いません。
むしろ、ゲームやアニメも好きなので、そういった趣味を否定することに疑問を抱いているぐらいです。
このページをご覧の方には「仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴」も参考になります。
R-25の記事「マネージの意味が“管理”? ハズレです」に以下の言及がありました。
「トレードオフに直面したときにどちらかを断言できないマネージャーは二流」
これはキャリアアップを目指す全ての人に重要な提言であると同時に、一般社員として働く方にも知ってもらいたいことです。
というのも、トレードオフを明言できない=「決断力」のない社員は、管理職でなくても仕事の邪魔にしかならないからです。
今回は仕事ができない奴は「決断力」がない!ダメなビジネスマンに共通する特徴についてお伝えします。
会社で管理職にいるような中高年の方々が、若年層に向かって読書のような、ためになる趣味を勧めるのも気持ちは分かります。
会社内で出世しようと思えば、学習は必須です。また、普段から読書をしていれば、仕事上必要な学習にも抵抗感なく臨めるでしょう。
それでなくとも、読書を通じて、他者の視点で物事を見ることや、著者が長年かけて学んだ知見を知ることは、著書の内容を知ること以上に意味のあることだと思います。
また、「年収と読書量は正比例する」という知見もあるように、読書は多くのビジネスマンにとって、役に立つものであるのは間違いないでしょう。
ただ、それでも多くの中高年のように、他の趣味を貶めてまで勧めるほどの価値はありません。
少し前に、シリアで拘束され、解放された安田純平さんに対するTwitter上で討論がありました。
討論を交わしたのは、ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するZOZOの創業者である前澤友作氏と、日本維新の会所属の衆議院議員である丸山ほだか氏です。
内容は下記のツイート埋め込みとスクリーンショットをご覧ください。
前澤友作氏の主張は下記の通りです。
最終的には前澤友作氏が話を打ち切る形で終わりました。
話し合いの重要性を説いているはずの前澤友作氏が、最終的に自ら話し合いを打ち切り、金銭面からのマウンティングを行っているのがコントのように思えます。
成功している人でも、専門外の知識はからっきしというあるいい例でしょう。
普段から読書をしている方なら、先に紹介した前澤友作氏と丸山ほだか氏の討論で、あそこまで的外れな主張になる方は少ないでしょう。
ですが、前澤友作氏よりも優れた経営者を探すのが難しいことも事実でしょう。
むしろ、成功するには自身の問題とは関係ない、余計な知識はない方がいいのかも知れないとすら思えてきます。
読書が優れた趣味だと主張する中高年の方なら、「7つの習慣
もしかしたら、全て読んだという読書好きな方がいるかもしれません。
しかし、「その読書はあなたを成功に導きましたか?」という質問をすれば、ほとんどの方はバツの悪そうな顔をすることでしょう。
勉強熱心であるからといって、成功するとは限りません。私もこれらの自己啓発本は何冊か読んだことがありますが、結局のところ、このタイプの書籍が主張することは全て同じです。
乱暴にまとめてしまえば、大抵の自己啓発本に書かれている内容はこれだけになります。
ただ何かを思うだけで現実は変わりません。行動こそが最も必要なことになります。また、人間は習慣に支配される生き物なので、行動を続ける工夫が最も大切になってきます。
こういった内容が、具体的な方法や、エピソードなどを交え、書籍の中で紹介されています。
結局のところ、成功するには地道な行動こそが必要です。行動に比べれば、学習の重要性はさほど高くありません。というのも、行動していれば、学習が必要な場合、必ず課題となって立ち塞がるからです。
多くの方は、行動する前にあれこれ学習するので、最も重要な行動に移すことなく時間を浪費してしまいます。成功する方は、事前に学習することなく行動から始めるので、結果として学習する人より早く結果を出し始めるのです。
成功した人に聞けば、意外にもほとんどの方が「自己啓発本など読んだことがない」と言うでしょう。
成功者は皆、自分が成し遂げたい目標に向かって行動するのに忙しく、自己啓発本など読んでいる暇はないのです。
成功している人は、それが成功するかどうか分からない状況の時から、自分のやりたいことや成し遂げたいことに没頭します。
梅原大吾氏は日本人初のプロゲーマーで、現在でも現役で活躍しています。HIKAKIN氏は子どもたちに大人気のYouTuberです。
彼らがゲームやYouTubeに没頭していた頃、日本にはプロゲーマーもYouTuberも、職業として存在していませんでした。
つまり、今ほどプロゲーマーやYouTuberが現実的な目標として考えられない頃から、彼らはゲームやYouTubeの動画投稿に没頭していたのです。
彼らにとっても、成功しようと思って挑戦したというよりは、気が付いたら成功していたという感覚の方が近いと思います。
むしろ、様々な書籍に触れ、幅広い知見を持つ方には、彼らのような活動はできないのかもしれません。
婚活などの場で最も毛嫌いされるのが、競馬やパチンコ・パチスロといったギャンブル関連の趣味でしょう。
意外に、同じギャンブルなら、宝くじの方が女性は嫌がらないことが多いと思います。
ただ、これらのギャンブルの中なら、競馬が最も趣味に適しているのを、知らない方は多いでしょう。
節度を持って楽しめば、競馬はギャンブル以外の趣味より、お金をかけずに楽しむことすらできるのです。
政府が認める公営のギャンブルである競馬は、還元率が75%に設定されています。これはギャンブルの中では破格の安さで、宝くじで50%程度、パチンコ・パチスロなら宝くじと同等かそれ以下の還元率になっているはずです。
還元率は、平たく言えば期待値のことで、競馬なら全員の賭け金を75%にした金額を配当金にするということです。
つまり、100円を賭けたら75円が戻ってくる計算になります。一番人気の馬だと単勝の倍率が低くなるのも、この還元率が関係しています。
競馬は単勝、複勝、枠連、3連複、3連単のような賭け方の違いはありますが、1口100円から賭けることができます。
そして、競馬のレースは1日12レースが通常なので、全レース賭けても、1,200円で済ませることすら可能です。
仮に、全レース100円だけ賭けて楽しめるなら、開催時間が9:00~17:00としても、漫画喫茶の料金より安くなるでしょう。しかも、期待値で考えれば900円は戻ってくることになるので、300円でほぼ丸一日楽しむことができます。
あまりいないと思いますが、仮に土日毎回競馬場に行き、毎レース100円だけ賭けるとしたら、還元率の期待値も含めると毎月2,600円で楽しめることになります。
1,200円(1日の賭け金)×2(土日開催)×52(1年は52週)=124,800円
124,800円×(100%-75%)(還元率)=31,200円
31,200円÷12(1年の月数)=2,600円
格安スマホぐらいの月額になりましたね。
仮に、全てのレースを外したとしても、毎月10,400円です。キャリアスマホぐらいの金額です。
毎月1万円程度なら、趣味にかかる金額としては安い方になるでしょう。
宝くじは、期待値は低いのですが、開催時期が限られるので、趣味として成立しなくもないですが、週末楽しむといった利用はできないので、あまり趣味には向いていないでしょう。
また、パチンコ・パチスロは、期待値が不明であることと、現状の5号機~5.9号機では、大当たりまでに2万円~3万円ほどかかる機種が多く、確変や連チャンゾーンに入らなければ、還元される金額は0円です。
競馬に比べるとかなり金銭リスクが高い趣味となるでしょう。
これまで競馬の話をしましたが、別に「競馬は素晴らしい趣味になる」という主張をしたいのではありません。私自身は競馬を一切やりませんから、競馬の楽しさを伝えることはできません。
でも、「競馬は趣味に適さない」とか「いい歳して競馬なんかやってないで」なんて言われる筋合いはどこにもないと思います。
もし、職場で下記のようなことを言われたら
いい歳なんだから読書の1つぐらいしたらどう?
なるほど、読書はあまり役に立たないようですね
とか
ではなぜその程度の地位に甘んじているのですか?
という切り返しをしてもいいとすら思っています。ただ、実際にやってしまうと職場での居場所がなくなってしまうかもしれませんが…。
「読書のような役に立つ趣味を」というおじ様たちの意見も分かりますが、「趣味は楽しくて夢中になれるもの」のことで、必ずしも仕事などに役立つものである必要はありません。
また、休みの時にも仕事に役立つような活動をする義務もありません。給料が出るなら別ですが、休みの日は明日以降の仕事のために、好きなことをしてリフレッシュしても全く問題ありません。
それに、夢中になれる趣味に熱中している間は、ドーパミンやオキシトシンといったホルモンが分泌され、幸福感の増大、集中力や記憶力の高まり、アンチエイジング、免疫力アップなどの効果が見込まれています。
趣味に高尚も低俗もありません。あなたが楽しく夢中になれれば、それでいいのです。
参考サイト:キスやハグと同じ効果? “夢中”で得られる4つの脳科学的メリット!
会社だけでなく、今後も存続していく組織には多様性が求められます。いわゆるダイバーシティというやつです。
歴史的に見ても、生き残るのは最も強い者ではなく、最も適応した者ですから、多様性を確保できない(またはできていない)職場は、この先生き残れない可能性も高くなるでしょう。
既に、一部の職種では人手不足が問題になっています。が、それも然るべき給与を払えば解決するものがほとんどです。市況や需要に適応できない職種は滅びるだけです。
それに、仕事をする場所かどうかに限らず、プライベートな側面の強い趣味に対して、あれこれ言われる筋合いはありません。
単なるマウンティングの可能性もありますから、そのような職場にお勤めの場合は、さっさと別の職場を探した方がいいかもしれませんね。
多くの場合、若年層とのコミュニケーションの取り方が分からないから、無難な趣味の話題を振っているだけでしょう。
例えるなら、女子高生に話しかけたい男子高生のようなものです。
趣味の話題もあまり敵視せず、今後は生温かい目で見守ってもいいでしょう。
関連記事「リクルートエージェントを利用した転職活動の記録(30代・3回目の転職)」
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この記事をご覧の方には「35歳までに2回の転職をおすすめする理由」も参考になります。
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