以前の記事「接客業に未来はない!!今すぐ転職先を探すべき6つの理由」で接客業では今後のキャリアが限られてくるので、今のうちからキャリアの見直しをしておくことをおすすめしています。
さて、その記事でも触れていますが、私は小売の販売・接客の経験があります。当時は正社員の待遇で接客・販売及び、販売管理、販促などを行っていました。
接客業を経験していると人に優しくなれるなんて趣旨の主張もありますが、私を含め、下のツイートの内容の方が現実味があると思います。
日本での接客業は構造上の欠陥を抱えているので、確実にサービスとして破綻すると考えています。
なぜなら、日本の接客業にはチップのようなプラスのインセンティブがありません。
つまり良い接客をしようが悪い接客をしようが給料は変わらないため、良い接客をする動機づけになりません。
このことが、できる人から接客の現場から去ってしまう状況を作り出します。
それでいて店舗同士の競争が激しいため、価格競争とサービス競争で利益を削り、さらに労働環境も悪くなっていきます。
そうして現場の社員が疲弊し、良い接客をしようとしてもできないという状況にも繋がっています。
また、店員を経験したことがある人ほど接客にうるさかったりもします。
そのため、どの業種でも店員の経験者が店員や店舗に対してクレームを入れることにもなり、結果としてどの業界でも接客が高コストな対応になってしまいがちです。
個人的には、接客は今後どんどん自動化されていくと考えています。
今では百貨店すら売上や利益に苦しんでいるので、いずれ人に接客をしてもらうことが、今で言うキャバクラやホストクラブのような贅沢とされる日もそう遠くないとすら思っています。
恐らく、人の接客が残るのは車の販売と家の販売ぐらいでしょう。
ただ、車の販売ですら自動運転技術が進歩すれば不要になる業種なので、AIの進歩や普及と共になくなっていくかもしれません。
さて、今回は、私が実際に対応したことのある困った客についての実例を挙げていきます。人の振り見てわがふり直せの精神で参考にしてもらえると助かります。
この記事をご覧の方には「仕事なんて所詮は金もうけの手段にすぎないということを忘れてはいけない」も参考になります。
私が最も苦手とする種類の客がこの察してレディーです。実際の例としては、一人での来店だったので、一人分の個数でいいか確認をしたら、不機嫌そうに「2人分」という方がこの察してレディーです。
申し訳ないけど私にはあなたが一人で店に来たことしか分かりませんから、最初に一人分でいいか確認するでしょ普通。なんて考えは通用しません。
私が二人分購入するつもりで来店したんだから察して当然という態度です。
店員は超能力がなければ務まらない仕事のようですね。このタイプは察して「レディー」と表現したように女性が多いです。
ですが、最近の男女平等の精神からか、ここ数年で男性客にもこのような方が増えたように感じています。平等って素晴らしいですね。
ここまでいかなくても、言わなければ分からないことをなぜか教えてくれない人は多いです。お願いだから会話をしてほしい。
私はもともと人づきあいが苦手なタイプなので、客とは他人として接するようにしています。
なので、タメ口で接してくる方や馴れ馴れしい方も苦手なのですが、極めつけが銭投げマンです。渾名の通り男性に多いです。
ファイナルファンタジーの世界から迷い込んでしまったのでしょうか?
RPGなら銭投げの強力さは人気の秘密でもありますが、実社会ではヘイトの対象にしかなりません。早急に別のジョブへの転職をおすすめします。
日本人は世界的にも主張をしない民族とされています。接客をしてると良く分かりますが、外人の方は大抵の場合コミュニケーション能力が高いです。
なので、日本語が不自由でも意思の疎通を図るため様々な非言語コミュニケーションを織り交ぜますし、なによりお互いに分かり合おうと歩み寄っているのを肌で感じます。
なので、下手な日本人より外人の方が対応が楽です。一方、こちらから話しかけても全く反応をしないような方は日本人だけですね。
「何かお探しですか?」とか「お決まりですか?」とか「お伺いしましょうか?」と言って無視するのは日本人特有の特徴です。
まあ、「話しかけられたくない」という気持ちは分かります。私も休日は口を開くのも億劫ですし、他人と話すのは気を遣うので疲れます。
とは言っても、「ちょっと見させてください」とか「決まったらお声がけします」とか「すみません。見てるだけなんです」ぐらいの言葉すら発しないのもどうかと思います。
店員も別にあなたと話たいわけではなくて、仕事だから仕方なく話しかけてるだけです。勘違いしないでいただきたいものです。お互いのためにもどういうつもりなのか伝えてもらえると助かります。
別のパターンでは、探している商品が見つけられないにもかかわらずこちらからの声かけを無視するような場合です。
仕方がないので5分か10分ぐらい放っておくと、「○○ってありますか?」とか聞いてきたりします。あぁ、すみませんね。その商品取り扱ってないんですよ。
何か探してるのは分かってたから最初に声かけした時に言ってくれればお互いの時間を無駄にしなくて済んだと思うんだけど、あなたが無視するからこちらもどうしようもなかったんだよね。
さて、もうお分かりだと思いますが、私は接客は苦手ですしどちらかと言えば嫌いです。
だったら何で接客なんかやってたんだという話ですが、別にやりたくてやっていたというわけではなく、必要に迫られて仕方なくやっていたというだけです。
やらなくてすむ稼ぎ方を見つけたのでさっさとそちらに注力してしまいましたが、必ずしも接客の経験が無駄だったとは思っていません。ただ、一つだけはっきりしていることがあります。
それは接客では稼げないということです。
最後に接客にまつわる私のお気に入りのツイートも紹介します。
関連記事「貯金は半年分の生活費(約100万)は持っておいた方がいい」
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このページをご覧の方には「35歳までに2回の転職をおすすめする理由」も参考になります。
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