国語の読解力を鍛えるには読書が一番です。今回もおすすめ書籍の紹介をしていきます。
勉強となると構えてしまいがちですが、私が読んで面白かったと思った本を中心に紹介していきます。今日もぜひ最後までお付き合い下さい。
この記事をご覧の方は数学の勉強方法や国語の勉強方法、社会の勉強方法、理科の勉強方法、英語の勉強方法など個別の科目の勉強方法も参考になります。
推奨年齢は小学校高学年からです。読書感想文にもおすすめの本ですが、かなりの対策なので、時間をかけて読み進めていくのがいいと思います。
大きく2章に分かれています。
1章は古い本を取った少年(2章の主人公)が1章主人公アトレーユの冒険を見る話です。
本の中の世界にいる女王様に新しい名前を付けないと世界が崩壊してしまうという設定の中、主人公のアトレーユが女王様にふさわしい名前を知る人物を探していく旅のお話です。
名前は見つかるのか?名前は何になるのか?話に引き込まれます。
2章では少年が本の世界に入っていき、そこで冒険をしていく物語です。
さえない少年だった主人公も本の中の世界では運動神経も力も知識もその本の世界の住人とは比べ物にならないほど優れていました。
ただ、少年の能力は現実世界のあるものを犠牲にしています。少年は元の世界に帰れるのか?
1章主人公のアトレーユはどうしているのか?
1章で最初に少年が訪れた古本屋の店主がまたいい味を出していましたね。
こちらも小学生の読書感想文におすすめです。
なんでもない日常を楽しんでいたモモでしたが、「時間泥棒」と呼ばれる人の時間を盗んでしまう人たちが現れます。
モモはみんなとの日常を守るために時間泥棒に立ち向かっていきます。
時間に関するなぞなぞが本のなかで出てきますがなかなか面白いです。
一番上のお兄さんはまだいない、これから後にやってくる。
二番目のお兄さんはなかなか見つけることができない、見ようとしても三番目の弟ばかり見えてしまう。
三番目の弟はいつも後ろにいる。意識するとよく見えるのはいつも三番目の弟である。
こんな問題だったと思います。
本当の豊かさとは何かについて考えさせられる本です。
最近映画にもなりましたが、ジョーカーゲームシリーズは一読の価値があります。
第二次世界大戦の際に実際にあった話がモチーフとなっています。
戦時中に陸軍にて作られたスパイ養成機関、通称「D機関」の人員が活躍する話です。
基本は1話完結形式で読みやすい本になっています。
各国のスパイによる攻防が見どころですね。
読みやすく、物語に引き込まれます。
結城中佐がいい味を出しています。主人公が特にいないのも面白いですね。
4人組の銀行強盗のドタバタ(?)劇です。スリの天才、演説の天才(?)、嘘を見抜く男、正確な体内時計を持つ女の4人組が誰も傷つけずに銀行強盗を行います。
別の銀行強盗とのバトルも面白いですね。
伊坂幸太郎の小説は序盤は様々な伏線がちりばめられていて、最後にそれらの伏線が一気に収束するような話の作りになっています。
一度読むとくせになること間違いなしです。
主人公が通う学校には「サヨコ」という不思議な言い伝えがありました。
「3年に一度現れて、3つの約束(赤い花を生ける・サヨコを演じる・サヨコを指名する)を果たすと大いなる扉が開かれ、3年後にまた新しいサヨコが現れる。」という言い伝えです。
誰がサヨコなのか?なぜサヨコが始まったのか?黒幕はだれか?
最後まで楽しめる作品です。
高校卒業後の進路を決めていなかった主人公は、担任と母親の共謀で、三重県の神去村に半ば追い出される形で就職します。
主人公が就職したのは林業の会社で、そこでの仕事や日常を通じて成長していく話です。
私の知り合いに林業を営んでいる人がいるのですが、概ね小説の内容の通りに進んでいくようで、取材などがしっかりされていることが伺えます。
神去村の人々の気質や林業という自然を相手にすることの難しさなども描かれています。
ドラマや映画にもなっているガリレオシリーズ。
その中でも天才数学者石神と天才物理学者湯川の戦いが注目です。
お互いに知り合いである2人でしたが、物語中盤から湯川が傍観から捜査へ移っていきます。
石神の純愛にも注目ですね。人を愛することや人を思いやることについて考えさせられもする作品です。
時をかける少女で有名な筒井康隆の作品です。舞台は一度文明がなくなってしまったあとの未来の話になっています。
高度な文明がなくなってしまった世界で人々は超能力を使えるようになっていました。
集団でのテレポートや壁抜けなど、通常では考えられない力です。
この力を使って旅をしている主人公のラゴスは旅の途中でなくなってしまった文明に関する手掛かりを見つけます。
この手掛かりの研究を終えたラゴスが最後に向かうところは?
ここまで話しに引き込まれるファンタジーはなかなかないと思います。
国語の勉強におすすめの本を紹介する場合、普通は古事記や日本書紀、枕草子や源氏物語など、古文で使われることもある本を紹介したり、現代文、古文、漢文それぞれのハウツー本を紹介することがほとんどだと思います。
でも、私は本を楽しく読むことが、国語の勉強に一番役立つと考えています。
楽しい話や難解なミステリー、わくわくするSF小説など、色々な本があります。
私は映画やテレビドラマより本の方が面白いと思っています。
ちょっと読むのが大変だったり、読み始めるまでに時間がかかったりしますが、本には、映画やテレビドラマなどの映像作品では表現できないことがたくさんあります。
また、内容も濃いので、映像作品より深く楽しめると思っています。
この中のどれか一つでも読んでみて下さい。映像作品とはまた違った楽しみが見つかると思います。
この記事をご覧の方には「勉強のコツ|学習の質を簡単に上げることができる4つの方法」も参考になります。
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