とうとう今年も終わりですね。もう仕事納めも終わって年末年始休暇に入った人もいるのではないでしょうか?
毎日仕事を頑張っていると、突然まとまった休みをもらっても何をすればいいのか分からなくなったりしませんか?私はそうです。
あと、年末年始は何かと移動に時間がかかります。電車や新幹線での移動だったり、飛行機を利用する人もいるかもしれません。
今は青春18きっぷも使える期間ですから、里帰りに青春18きっぷを利用する学生さんも多いかもしれません。そうなると、意外とたくさん時間があって、持て余しがちになりますよね。
スマホでゲームをポチポチやるのもいいですが、こんな時は小説を読んでみてはいかがでしょうか?今日は年末年始などの長期休暇で時間がある時の読書におすすめの小説を紹介します。
この記事をご覧の方には「車の移動中やゲーム中でも本を”聴け”る!?オーディブルをおすすめする理由」も参考になります。
伊坂幸太郎さんの小説にはまっています。独特の世界観といいますか、最初にいろいろな伏線をちりばめておいて、話の終わりの方で一気に回収していくスタイルが非常に面白いです。
話の作りも好きで、導入から中盤の伏線をちりばめる部分でも、その時点では「これが何になるんだ?」としか思えなくて、中盤から段々と伏線を回収していく時には「あのときの描写はここのためか!」なんて気付きながら読めるので、中盤からのワクワク感が半端ないです。
作家の中では若手の部類に入るそうですが、伊坂幸太郎さんの小説はおすすめです。
4人組の銀行強盗のドタバタ(?)劇。
スリの天才、演説の天才(?)、嘘を見抜く男、正確な体内時計を
別の銀行強盗とのバトルも面白い。
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった・・・はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会はサスペンス!
陽気なギャングが地球を回すの続編
第一章では4人の各強盗メンバーを紹介する短編集となっている。
今回は華麗な(?)銀行強盗の話ではなく、事件に巻き込まれた人
第一章の短編集で出た人物や話しを本編と交錯させる手腕が見事!
嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」を探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリは殴打される中年男に遭遇-天才強盗四人組が巻き込まれた四つの奇妙な事件。しかも、華麗な銀行襲撃の裏に「社長令嬢誘拐」がなぜか連鎖する。知的で小粋で贅沢な軽快サスペンス!文庫化記念ボーナス短編付き!
新刊が出てたので、年末年始の帰省とその帰り道で読んできました!
陽気なギャングの日常と襲撃の続編
今回はいつもの銀行強盗の話ではなく、その後のトラブルをどうやって解決していくかという話になっています。
前の2つとは違い、銀行強盗の話にはあまり触れられないので、前作を読んでからの読書がおすすめです。
火尻さんが最終的にどうなったのかとても気になります。キノコが生えるって・・・((((;´・ω・`)))
陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う火尻を、暴漢から救う。だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。正体に気づかれたギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は断崖に追いつめられた!必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが!人気シリーズ、9年ぶりの最新作!
2009年頃に映画化もされている作品。
軽めのミステリー小説。
遺伝子に関する情報を取り扱う企業に勤める兄(フツメン?)と、
話の内容が中盤からどんどんつながっていくため読みやすい。
ラッシュライフに出ていた黒澤もこの作品に登場する。
読み終わってからも今後の展開が気になる作品である。
また、人によっては終わり方がすっきりせず合わないと考える人も
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは-。溢れ来る未知の感動、小説の軌跡がいまここに。
2009年に漫画化、2011年には舞台化されている作品
日常系のファンタジー作品(と言ったらいいだろうか?)
日本にある(設定上の)島を舞台としているが、ほぼ鎖国状態とな
未来を予知できるしゃべる案山子、独自の判断で島内での殺人を許
案山子が殺されたことで物語が動き出す。
主人公は重力ピエロ、ラッシュライフにもちょっとだけ出演する。
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている”荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
話の中心に4人の人物がいて、その人生が錯綜する様を描い
変わらずテンポよく話が進み、終盤に向けて話しが終息していくの
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場-。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻(こうち)な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
映画化しているらしいが、基本書籍の方が面白いと思われる
父親が4人いる息子の話しをテンポよく描いている。
ストーリーの構成やテンポ、最後に向かって話が集約していくとこ
父親が四人いる!? 高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件-。
知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。
寿命や病死以外での人間の死には死神が関係しているというフィクション小説。舞台は日本。
死神は対象の人物が死ぬ予定の7日前に何らかの形で接触し、対象の人物の死が妥当であるか審査をすることが決まっている。
ただし、死神の審査は一部の例外を除き基本的に「可」となる。
晴れの日を見たことのない死神の主人公「千葉」が様々な人間の死を見届ける。
作中に、重力ピエロの春と思しき人物と邂逅する描写があり、他の作品の人物と交錯させる伊坂さんの得意技が今回も冴えている。
- CDショップに入りびたり
- 名字が町や市の名前であり
- 受け答えが微妙にずれていて
- 素手で他人に触ろうとしない
-そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の捜査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。
私は歴史小説が非常に好きで、学生時代によく読んでいたのですが、読書-小説を読むことは格安に旅行をするようなものだと思っています。
小説にも世界があって、その世界にたった数百円で行くことができるのです。
しかも、自分の知らない人、自分とは違う経験をしている人、自分とは年代の違う人が過ごしている世界を疑似体験できるというおまけつきです。
小さい頃はファンタジー系の本が大好きでしたが、年を取るにつれて小説の面白さが分かるようになってきました。
読書は非常に安上がりでためになる趣味です。みなさんもぜひどうぞ!
【書籍情報】おすすめの本やマンガ・ラノベに関する情報まとめに戻る
This website uses cookies.