今年になって子供が生まれた関係で、車をマツダデミオ(ディーゼル)から、スライドドアが付いたトヨタシエンタ(HV)に買い替えることにしました。
5年の残価設定ローンで購入してた関係で、タイミングよく今年が更新の時期になったこと、妻から「スライドドアの車がいい」とリクエストがあったので、思い切ってトヨタのシエンタに変更することにしました。
一般的に残価設定ローンで購入した車は、正規ディーラーへ売却するより、中古車販売店に買取してもらった方が高くなります。
これはマツダディーラーの営業さんからも聞いているので、まず間違いない情報です。
当然、型式・売却時期・事故歴などで、買取価格も変動してくるとは思いますが、今回のケースを参考にしたいという方もいると思うので、自身の備忘録も兼ねて書き残しておきたいと思います。
新車納入しました。「【新車納車】トヨタシエンタ(HV)とマツダデミオ(ディーゼル)の乗り心地を比較しました」も参考にしてください。
写真はマツダ公式サイトより
私が愛用していたマツダデミオ(ディーゼル)の型式はマツダ デミオ(DEMIO)XDツーリング Lパッケージ(2014年10月)です。色はジェットブラックマイカ(写真はソウルレッドクリスタルメタリック)です。
スペックはグーネットの情報サイトへのリンクを参照ください。
最新式ではなくなってしまったようですが、ディーゼル車限定で入る赤色のラインがとてもカッコよかったです。
2014年12月頭頃に納車だったので、新型のデミオ(ディーゼル)に乗っている人はほとんどいませんでした。
公道を走っていると、車に詳しい人が指を指して見ていたり、それなりに承認欲求も満たせました(笑)
また、デートの時にも胸を張って迎えに行ける車だったと思います。
2014年12月にマツダデミオ(ディーゼル)に乗り換えるまでは、購入時点で4年落ちの中古車だった三菱ミニカに乗っていました。
4ナンバーで小回りも利く便利な車だったので、6年ほど乗っていましたが、職場で出世したのもあって、もう少しいい車に買い替えようと思ったのが購入のきっかけです。
私自身はほとんど車に興味がなかったので、当時の会社にいた車に詳しい同僚と一緒にディーラーを周りました。
ちょうどマツダのディーゼル車が販売されるという情報が出回っていた時期(2014年7月頃)だったようで、マツダのディーラーを中心に周ったのを覚えています。
確か2件目のマツダディーラーの営業担当者さんが、丁寧に説明してくれてとても印象が良かったので、自宅からの距離はそこそこありましたが購入を決めました。
とてもよくしてもらえてたので、できればマツダ車に乗り続けたかったのですが、子供が生まれたことで自家用車の用途が大きく変わってしまいました。
子供が小さいうちは、抱っこしながら車を降りる状況が多くなり、スライドドアの車は非常に使いやすく感じます。
妻からリクエストもあったので調べてみましたが、マツダはスライドドアのミニバンを新規開発していないので、新車購入を検討する際に、どうしても候補から外すことになってしまうのです。
マツダデミオ(ディーゼル)の残価設定ローンは下記の条件となっています。
新車販売後すぐに購入しているので、かなり好条件になっていると思います。
残価設定ローンは購入時の価格から、一定年数後の買取価格を差し引き、差額のみ支払う新車購入方法です。
通常の新車購入と違って、所有者はマツダ(カーディーラー)となり、使用者のみが購入者となります。
リース契約のようなものだと捉えればいいでしょう。
残価設定ローンのいいところは、若年層の金銭的にあまり余裕がない世代でも、それなりにいいグレードの新車に乗れることです。
私の地域でマツダデミオ(ディーゼル)に乗っているのは、子供が大きくなった中高年の車が好きな世代が多いようでした。
そのため、若年にもかかわらず、マツダデミオ(ディーゼル)に乗っていた私は、ある程度目立つことができたと思っています。
また、3年や5年おきに車を乗り換えることができますし、頭金もほとんどいらないので、若年層で新車に乗りたいという方にはかなりおすすめできる購入方法だと思います。
ちなみに、推奨される新車の装備は全て付けた方が残価が高くなるのでお得です。
ケチってオプションを少なくすると、残価も低くなるので支払い金額が変わらないというケースが多くなります。
試しに、色々なパターンで見積もりを取ってみるといいでしょう。
残価設定ローンのもう一つの特徴が、通常の新車ローンを組むより月々の支払いが少なくなることです。
私のマツダデミオ(ディーゼル)の例では、ローンの金額が実質155万円(220万-65万)となっています。
20代半ばの収入でも、月々27,000円程度なら支払いが可能な人も多いでしょう。
仮に、新車購入するとして5年のカーローンを同じ金利(2%)で借りたとしても、月々の支払いは約38,500円となり、毎月1万円以上の金額差が出ます。
金利計算参考サイト:事業資金用 返済シミュレーション-日本政策金融公庫
残価設定ローンのデメリットの一つに、1度でも事故などに遭遇してしまうと、残価金額に大きな影響を与える可能性があることです。
また、設定された残価はあくまでも予測のため、購入したカーディーラー以外の中古車販売店への売却金額が保証されるわけではありません。
とは言っても、中古車販売店の買取金額が下がっていても、無事故ならカーディーラーが残価を保証してくれるはずなので、そこまで不安がる必要はないかも知れません。
ただ、私もマツダデミオ(ディーゼル)を駐車場に停めている時に、隣の車が突っ込んできて事故に巻き込まれたことがあります。
相手:私が10:0だったので、保険に傷はつきませんでしたが、車には傷が付きましたし、ディーラーの設定残価は確実に割ってしまうと営業さんからは言われました。
それでも、人気がある車種なら中古車販売店の評価は高い(後述)ので、必要以上にリスクを感じることはないと思います。
写真はトヨタ公式サイトより
今月納車するトヨタシエンタ(HV)の型式はトヨタ シエンタ(SIENTA)ハイブリッド ファンベースG(2018年9月)です。色はブルーメタリックです(写真と同じ)。
スペックはグーネットの情報サイトへのリンクを参照ください。
決め手は運転がデミオと同様取り回しやすいことと、後部スライドドアが足でも開けられる親切設計です。
車としてはマツダデミオ(ディーゼル)の方が車内外のデザイン含め好きですが、利便性や燃費ではトヨタシエンタ(HV)が勝つでしょう。
マツダデミオ(ディーゼル)の燃費は18~22km/L(実質)で、軽油が利用できましたが、シエンタはガソリン車なので、燃費が28.8km/L(カタログ)だと、燃料費的にはそこまでお得ではないかもしれません。
試乗した感じでも、デミオのディーゼルならではの加速がなく、右折時の取り回しにはやや不満があります。
とは言っても、家族でお出かけするなら安全運転を心がけるので、通勤時を除けばさほど気にならないと思います。
トヨタシエンタ(HV)は残価設定ローンは利用せず、信金のカーローンを利用しました。
理由はトヨタファイナンスの金利が最低3.9%と高かったこと、2019年9月末まで信金のカーローンが金利1.54%で利用できたことです。
マツダの残価設定ローンに比べて、トヨタの残価設定ローンの金利は高いことで有名なようです。
トヨタファイナンスの最低金利が3.9%となっているようですが、見積によっては4.9%~5.9%もの金利が設定されていることもありました。
さすがに3.9%の金利は残価設定とは言え高いと感じたので、残価設定ローンとカーローンで月々の支払いがどの程度変わるかシミュレーションしてみました。
ちなみに、シエンタ(HV)の購入価格は約300万で、残価設定(5年)は約67万です。
金利計算参考サイト:事業資金用 返済シミュレーション-日本政策金融公庫
残価設定ローンが5年で、カーローンが7年の設定にしたため、完全に条件は一致していませんが、これには一応理由があります。
デミオの購入時は独身だったので、5年毎に新車に乗り換えられるのがメリットに感じていましたが、子供が生まれた今、新車に何度も乗り換える必要はさほどないと感じています。
そのため、そもそも残価設定ローンで購入するメリットがあまりなく、新車購入後10年使う前提で考えるとカーローンの方がメリットがあります。
残価設定ローンだと5年間の平均月額は約40,850円です(初回月額含む)。
さらに、5年後の残価は約67万円なので、使い続ける場合5年目に67万円支払うか、再度ローンを組む必要があります。
そもそも、車を5年後以降も使い続けるなら残価設定ローンを組むメリットはほとんどありません。
5年後300万円の新車に同条件で乗り換えられると仮定すると、残価を頭金に入れて月額約30,500円になります。
しかし、5年間支払い続ける必要があるので、支払い総額は183万となり、カーローンで5年間利用した残金90万円を大きく上回ることになります。
しかも、5年おきに乗り換えを検討しなければなりません。
一方、カーローン(7年)の場合、月額約37,600円に抑えられますし、5年後の残価が67万だとしたら、ローン残金から残価金額を引いた差額は約23万円(ローン残金約90万円)です。
また、支払い期間は7年ありますが、10年使うなら最後の3年間は車両代が必要ありません。
仮に、5年後に車を乗り換えたくなっても、差額約23万円なら身動きできない金額ではありません。
5年おきに新車に乗り換えるなら残価設定ローンの方がお得になりますが、新車を10年使い続けるならカーローンを利用した方がお得です。
私は元々車にさほど興味がないので、カーローンを利用してトヨタシエンタ(HV)を長く使おうと思ったのです。
シエンタ納入のタイミングに合わせて車を売却したいので、必然的に中古車販売店はトヨタディーラーの近くになります。幸い徒歩圏内に2店舗の中古車販売店があったので、見積をお願いしてみました。
どちらのお店にも査定は初めてと伝え、前情報なしで販売店がいくらの査定金額を出すのか比較しました。
1店舗目に訪れたA店は全国展開している中古車販売店ではなく、地方に複数店舗出店している地方中古車販売店です。(3都道府県をまたぐ程度)
比較的小さい組織だからか、査定も5分~10分程度ですぐ終わり、対応も非常に親切だったので、売却もここにする予定でいます。
2店舗目に訪れたB店は、全国展開している中古車販売店でした。査定に15分~20分程度の時間がかかったため、それなりに待たされた印象があります。
ただし、査定金額は加点・減点のポイントも含め、丁寧に説明してもらえています。
B店では中古車の基本価格を設定しているようで、マツダ デミオ(DEMIO)XDツーリング Lパッケージ(2014年10月)の買取基本価格は64万円とのことでした。
残価ほぼピッタリなのは、もしかしたら正規ディーラーから情報を得ているかもしれません。
プラス10万円になった理由は人気の車種だからということでした。
また、最大85万円可能という情報は、全国にある店舗の情報網を使い、該当の車種が欲しい顧客を抱えている店舗が設定する買取金額上限を見せてもらえたから分かったことです。
最大85万円でも依頼しなかった理由は、売却を決定しないと交渉に入れないと言われたためです。
最大85万円なので、もしかしたら80万円を下回る可能性もあります。現に3店舗情報がありましたが、最大80万円と設定されている店舗もありました。
A店・B店共に初見という設定で買取査定を依頼しましたが、そこまで大きく買取価格が変わらず、A店舗の対応が私好みだったので、当日金額が変わらない以上A店での売却にする予定です。
中古車販売店での査定依頼時に、事故歴については伝達してあります。
また、私は運転が上手くない方なので、販売店が指摘するような擦れ傷もありました。
それでも2店舗でマツダが設定した残価65万円を超える買取金額を提示されています。
マツダの担当営業さんからは、マツダの査定だと確実に65万円は下回ると言われていたので、マツダ正規ディーラーでの査定金額は、恐らく40万円~55万円程度になったでしょう。
営業さんから「中古車販売店の買取価格の方が絶対に高いです」と言われた意味が分かりました。
お世話になっていたので可能な限り正規ディーラーさんで売却しようと思いましたが、マツダの担当営業さんからは「うちにほとんど利益がなく、手続きも面倒だからやめた方がいい」と言われています。
中古車の売却を検討している方は、担当ディーラーに遠慮することなく中古車販売店へ売却してしまってもいいのかもしれませんね。
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